「膜」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、物体の表面をおおう薄い皮/臓器をおおう薄い皮などの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、肉部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「膜」
字体
読み 音読み マク
《外》バク
《外》
《外》
訓読み
部首 肉部
画数 総画数 14画
部首内画数 肉部10画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

膜_書き方
膜の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、マクバクの4種の読み方が存在する。

意味

物体の表面をおおう薄い皮/臓器をおおう薄い皮

熟語

角膜【かくまく】

[医] 英語:コーニア(cornea)。
フランス語:コーニー(cornee)。
ドイツ語:ホルンハオト(Hornhaut)。

滑膜【かつまく】

[羅]membranasynovialis、[英語]synovialmembrane

[医]関節部の骨と骨の間を袋状に包む関節包の内側の薄い膜。
神経・血管に富み、滑液を分泌する「滑液膜」とも呼ぶ。

軟膜【なんまく】

[英語]piamater

[医]脳や脊髄(セキズイ)を包む三層の脳脊髄膜(cerebrospinalmeninges)の内層をなす柔軟な薄い膜(membrane)。
広義には中層の蜘蛛膜(クモマク)(arachnoidmembrane)を含める。こうまく(硬膜。

筋膜【きんまく】

[英語]fascia(フェイシア)

[医]個々の筋または筋群の表面を包む結合組織の薄い膜。
筋を一定の位置にゆるく固定し、筋収縮する際には筋と筋との間で摩擦が生じないように保護し、筋の滑動を円滑にするもの。

瞬膜【しゅんまく】

[動]脊椎動物の眼球の前面をおおう半透明の膜。
鳥類・爬虫類(ハチュウルイ)・両生類で発達。
哺乳類では退化し、内角にその痕跡をとどめる。

文字コード

「膜」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「膜」の文字コード一覧
Unicode 1 U+819C
JISX0213 1-43-76
戸籍統一文字番号 2 332520
住基ネット統一文字 J+819C

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「膜」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 7980
新大字典4 講談社 13255
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9673
大漢和辞典6 7 大修館書店 29808’
大漢語林8 大修館書店 4832

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「膜」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「膜」についての総括
  1. 膜の画数 :14画
  2. 膜の部首 : 肉
  3. 膜の読み方:モ・マク・ボ・バク
  4. 膜の意味 :物体の表面をおおう薄い皮/臓器をおおう薄い皮
以上で「膜」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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