般とは、たぐい/同種の事柄/物事の類などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、舟部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 般 | |
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読み | 音読み | ハン 《外》バン 《外》ハツ |
訓読み | 《外》たぐい 《外》めぐ(る) |
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部首 | 舟部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 舟部4画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『般』の字には少なくとも、般・ 般・ 般・ 般る・ 般の5種の読み方が存在する。
意味
熟語
般若【はんにゃ】
[梵]panna(パンニャー)
[仏]六波羅密(ロクハラミツ)の一つで、「知恵」。「般若波羅密」とも呼ぶ。
「知恵」の意味。
般涅槃【はつねはん】
[梵]parinirvana
[仏]涅槃に入(ハイ)ること。悟(サト)りを開くこと。[仏]肉体が滅(メッ)すること。
般若寺【はんにゃじ】
奈良県奈良市般若寺町(ハンニャジチョウ)にある真言律宗の寺。山号は法性山。
鎌倉時代の楼門(国宝)や十三重石塔・般若寺形の石灯籠などがある。
般若面【はんにゃづら】
能面の般若に似た恐ろしい面相。
特に、嫉妬に狂った女の顔。
「はんにゃめん(般若面)」とも呼ぶ。
般若林【はんにゃりん】
[古][教]花園大学の前身。
はなぞのだいがく(花園大学)
。
文字コード
「般」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+822C |
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JISX0213 | 1-40-44 |
戸籍統一文字番号 2 | 339220 |
住基ネット統一文字 | J+822C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 8095 |
新大字典4 | 講談社 | 13500 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9817 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 30388 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 9216 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「般」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「般」についての総括
- 般の画数 :10画
- 般の部首 : 舟
- 般の読み方:バン・ハン・ハツ・めぐる・たぐい
- 般の意味 :たぐい/同種の事柄/物事の類
以上で「般」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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