「艦」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いくさぶね/戦闘用の船/軍船などの意味をもつ漢字。21画の画数をもち、舟部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「艦」
字体
読み 音読み カン
ガン
《外》ゲン
訓読み 《外》いくさぶね
部首 舟部
画数 総画数 21画
部首内画数 舟部15画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

艦_書き方
艦の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゲンガンカンいくさぶねの4種の読み方が存在する。

意味

  1. いくさぶね。戦闘用の。軍船。「艦船・艦隊・海防艦・駆逐艦・軍艦・巡洋艦・戦艦・母艦・補給艦・潜水艦」

熟語

軍艦【ぐんかん】

[英語]warship/fightingship

[軍]海上で戦うための船。
「戦艦」、「軍船(イクサブネ、グンセン)」、「兵船」、「艨艟(モウドウ)」、「艟艨(ドウモウ)」とも呼ぶ。
[軍]旧帝国海軍における艦艇の類別の一つ。

艦載【かんさい】

[軍]軍艦に積み載(ノ)せること。
艦載機:かんさいき(艦載機)

艦隊【かんたい】

[軍]戦隊2個以上で編制する海軍の部隊。
「大艦隊」、「フリート([英語]fleet)」とも呼ぶ。せんたい(戦隊)。

戦艦【せんかん】

[英語]battleship

[軍]軍艦(warship)。
ぐんかん(軍艦)
[軍]艦隊の主力となる、強大な砲力を備え、堅牢な防御をもつ軍艦。
戦艦大和、戦艦ポチョムキン
旧日本海軍では大和(ヤマト)・武蔵(ムサシ)など旧国名を命名した。

艦載機【かんさいき】

[軍]軍艦に積載する軍用機。
戦艦・巡洋艦などからカタパルトによって発艦する航空機で、航空母艦(空母)から発艦する艦上機を含むこともある。かたぱると(カタパルト)、すいじょうきぼかん(水上機母艦)、かんじょうき(艦上機)、すいじょうき(水上機)、たっちあんどごー(タッチアンドゴー、タッチ・アンド・ゴー)。

文字コード

「艦」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「艦」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8266
JISX0213 1-20-47
戸籍統一文字番号 2 341210
住基ネット統一文字 J+8266

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「艦」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 8129
新大字典4 講談社 13566
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9871
大漢和辞典6 7 大修館書店 30571
大漢語林8 大修館書店 9254

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「艦」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「艦」についての総括
  1. 艦の画数 :21画
  2. 艦の部首 : 舟
  3. 艦の読み方:ゲン・ガン・カン・いくさぶね
  4. 艦の意味 :いくさぶね/戦闘用の船/軍船
以上で「艦」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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