「荒」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あらい/あれる/作物が実らない/開拓されていないなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、艸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「荒」
字体
読み 音読み コウ
訓読み (らす)
(れる)
あら()
《外》すさ()
《外》すさ()
部首 艸部
画数 総画数 9画
部首内画数 艸部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

荒_書き方
荒の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コウ荒むすさむ荒ぶすさぶ荒いあらい荒れるあれる荒らすあらすの6種の読み方が存在する。

意味

  1. あらい。あれる。作物がらない。開拓されていない。「荒土・荒野・荒海・荒波」
  2. すさむ。れる。れる。る。「荒淫・荒天・荒廃・荒亡」
  3. でたらめ。。とりとめのないさま。「荒言・荒誕・荒唐」
  4. て。辺境。い。「荒外・八荒」

熟語

四字熟語

「荒」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「荒」が入る四字熟語
秋日荒涼しゅうじつこうりょう 破天荒解はてんこうかい

荒/粗【あら】

[接頭辞]荒々しい。
[接頭辞]目が粗(アラ)い。こまかくない。

荒潮【あらじー】

[歴][軍]旧日本海軍の朝潮型駆逐艦。1937年(昭和12年)12月竣工。1943年(昭和18年)3月3日ビスマルク海海戦で撃沈。

荒事【あらごと】

[劇]歌舞伎の所作(ショサ)の一つ。きんぴらじょうるり(金平浄瑠璃、公平浄瑠璃)。

荒物【あらもの】

粗末(ソマツ)な物。
家庭で日常に使用する雑貨・日用雑貨・家庭用品。
ハタキ(叩き)・ホウキ(箒)・チリトリ(塵取り)など。

荒物/新物【あらもの】

生(ナマ)のままの進物または供物(クモツ)。
生の魚・鳥など。

文字コード

「荒」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「荒」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8352
JISX0213 1-25-51
戸籍統一文字番号 2 345430
住基ネット統一文字 J+8352

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「荒」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 8248
新大字典4 講談社 13792
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 10154
大漢和辞典6 7 大修館書店 30953’
大漢語林8 大修館書店 9406

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「荒」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「荒」についての総括
  1. 荒の画数 :9画
  2. 荒の部首 : 艸
  3. 荒の読み方:コウ・すさむ・すさぶ・あらい・あれる・あらす
  4. 荒の意味 :あらい/あれる/作物が実らない/開拓されていない
以上で「荒」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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