菊とは、きく/キク科の多年生植物の総称などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、艸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 菊 | |
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読み | 音読み | キク |
訓読み | ||
部首 | 艸部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 艸部8画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『菊』の字には少なくとも、菊の1種の読み方が存在する。
意味
- きく。キク科の多年生植物の総称。「菊花・菊水・残菊・小菊・白菊・野菊・輪菊」
熟語
四字熟語
「菊」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
春蘭秋菊 |
菊判【きくばん】
[印]洋紙の原紙規格サイズの一つ。
636ミリメートル×939ミリメートルで、A判よりやや大きい。
「菊全判(キクゼンバン)」とも呼ぶ。
裏菊【うらぎく】
菊の花を裏から見た形の文様。
紋所・鋲頭の台座文様・鎧の飾り金具・衣服の模様など使われる。
紋所(モンドコロ)の名称。
中菊【ちゅうぎく】
[植]エドギク(江戸菊)の別称。
えどぎく(エドギク、江戸菊)
[植](転じて)園芸用の中輪菊。
江戸では中輪が好まれて江戸菊・丁字菊・肥後菊・伊勢菊・嵯峨菊などの品種が発達した。
団菊左【だんきくさ】
[Romaji]Dan-Kiku-Sa
[人][劇]明治中期の代表的歌舞伎役者、9代目市川団十郎・5代目尾上菊五郎・初代市川左団次の総称。団菊左時代1889(明治22)歌舞伎座が出来たころ、団菊左の3名優が技芸を競い歌舞伎の中興時代となったが、あいついで1903(明治36)団十郎・菊五郎、1904(明治37)左団次と死没して終った。
。
菊の酒【きくのさけ】
[食]きくざけ(菊酒)
。
文字コード
「菊」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+83CA |
---|---|
JISX0213 | 1-21-38 |
戸籍統一文字番号 2 | 349420 |
住基ネット統一文字 | J+83CA |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 8331 |
新大字典4 | 講談社 | 13884 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10336 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 31153’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 9510 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「菊」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「菊」についての総括
- 菊の画数 :11画
- 菊の部首 : 艸
- 菊の読み方:キク
- 菊の意味 :きく/キク科の多年生植物の総称
以上で「菊」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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