蓉とは、芙蓉/ハスの古名などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、艸部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 蓉 | |
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読み | 音読み | ヨウ ユ オウ |
訓読み | ||
部首 | 艸部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 艸部10画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蓉』の字には少なくとも、蓉・ 蓉・ 蓉の3種の読み方が存在する。
意味
芙蓉/ハスの古名
熟語
芙蓉の間/芙蓉間【ふようのま】
[歴]江戸城本丸(ホンマル)の一室。
老中・若年寄・大目付(オオメツケ)・目付・寺社奉行・町奉行・勘定奉行・外国奉行・作事奉行などの役高三千石以上の役人が詰める座敷(ザシキ)で、城中での席次をも表す。
襖(フスマ)に芙蓉と小鳥が描かれていた。
太液の芙蓉【たいえきのふよう】
中国唐代、長安城(Chang’anCheng)にあった太液池(TaiyeChi)のハス(蓮)の花。
白居易『長恨歌』の「歸來池苑皆依旧、太液芙蓉未央柳、芙蓉如面柳如眉」から。
(転じて)美人の顔。
芙蓉グループ【ふようぐるーぷ】
[経]第二次世界大戦後に、富士銀行(現:みずほコーポレート銀行)を中心としてグループ化した企業。
安田・根津・日産・浅野・大倉・大建産業・森などの旧財閥・コンツェルンと富士銀行の融資系列の寄り合い所帯。
キャノン・大成建設(大倉系)・丸紅・沖電気工業・東武鉄道など、また日立や日産は別グループも形成している。
文字コード
「蓉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+84C9 |
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JISX0213 | 1-45-54 |
戸籍統一文字番号 2 | 355590 |
住基ネット統一文字 | J+84C9 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 8469 |
新大字典4 | 講談社 | 14121 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10686 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 9691 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「蓉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 蓉の画数 :13画
- 蓉の部首 : 艸
- 蓉の読み方:ヨウ・ユ・オウ
- 蓉の意味 :芙蓉/ハスの古名
ウサタロー