蘊とは、五蘊/人間を構成している五つの要素/色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五つ/奥深い/つむ/たくわえるなどの意味をもつ漢字。19画の画数をもち、艸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 蘊 | |
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読み | 音読み | ウン オン |
訓読み | たくわ(える) つ(む) |
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部首 | 艸部 | |
画数 | 総画数 | 19画 |
部首内画数 | 艸部16画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蘊』の字には少なくとも、蘊・ 蘊・ 蘊む・ 蘊えるの4種の読み方が存在する。
意味
五蘊/人間を構成している五つの要素/色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五つ/奥深い/つむ/たくわえる
蘊の用法:五蘊
五蘊【ごうん】とは、人がもつ心身の両面にわたる作用を五つの要素にまとめたもの。「蘊(うん)」は集まりを意味する。「五陰(ごおん)」「色受想行識」とも。三科(五蘊、十二処、十八界)の一つ。
五蘊 ごうん |
色 しき |
受 じゅ |
想 そう |
行 ぎょう |
識 しき |
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熟語
四字熟語
「蘊」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
五蘊盛苦 |
五蘊【ごうん】
[仏]人間を成り立たせている色(シキ)・受・想・行(ギョウ)・識の五つの要素。人間の肉体と精神の活動の全て。
「色」とは肉体、「受」とは感覚や感情、「想」とは記憶や想像・表象、「行」とは他の四つを除いた心の作用、「識」とは判断や推理・意識。
蘊蓄/薀蓄【うんちく】
[中国語]yunxu
[漢]物を十分に蓄(タクワ)えること。「蘊」・「薀」とも「蓄える」こと。
[国]学問・技術などの知識を深く積み、身に付けていること。
モズク/水雲/海蘊【もずく】
[学名]Nemacystusdecipiens
[植]褐藻類シオミドロ目(Ectocarpales)ナガマツモ科(Chordariaceae)モズク属(Nemacystus)の海藻。粘質の細い糸状で、大型の海藻に着生する。食用。
五蘊盛苦【ごうんじょうく】
[仏]ごおんじょうく(五陰盛苦)
。
文字コード
「蘊」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+860A |
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JISX0213 | 1-73-30 |
戸籍統一文字番号 2 | 367820 |
住基ネット統一文字 | J+860A |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11029 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「蘊」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 蘊の画数 :19画
- 蘊の部首 : 艸
- 蘊の読み方:オン・ウン・つむ・たくわえる
- 蘊の意味 :五蘊/人間を構成している五つの要素/色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五つ/奥深い/つむ/たくわえる
ウサタロー