誓とは、ちかう/ちぎる/ちかいを立てる/神や仏に約束するなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、言部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 誓 | |
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読み | 音読み | セイ 《外》ゼイ 《外》エイ 《外》セツ 《外》ゼチ |
訓読み | ちか(う) | |
部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 14画 |
部首内画数 | 言部7画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『誓』の字には少なくとも、誓・ 誓・ 誓・ 誓・ 誓・ 誓うの6種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「誓」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
海誓山盟 | 四弘誓願 |
弘誓の船【ぐぜいのふね】
[仏]仏・菩薩(ボサツ)がその般若(ハンニャ)(智慧)で、煩悩(ボンノウ)の海で溺れている凡夫(ボンプ)(人々)を救い出し、悟りの彼岸(ヒガン)に渡すことを、船にたとえた言葉。
すべての菩薩は「四弘誓願(シグゼイガン)」の「衆生(シュジョウ)無辺(ムヘン)誓願度(セイガンド)」で全ての人々を彼岸に渡そうと誓いを立てている。
「般若の船(般若の舟)」、「誓(チカイ)の船」とも呼ぶ。
三仏斉/三仏誓【さんぶつせい】
Sri-Vijaya
[歴]しゅりーびじゃやおうこく(シュリービジャヤ王国)。
室利仏斉/室利仏誓【しつりぶつせい】
Sri-Vijaya
[歴]しゅりーびじゃやおうこく(シュリービジャヤ王国)。
四弘誓願【しぐぜいがん】
[仏]すべての菩薩(ボサツ)が共通しておこす四つの誓願。
衆生無辺誓願度・煩悩無尽誓願断・法門無量誓願学(あるいは誓願知)・仏道無上誓願成の総称。ぐぜいのふね(弘誓の船)。
文字コード
「誓」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8A93 |
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JISX0213 | 1-32-32 |
戸籍統一文字番号 2 | 403170 |
住基ネット統一文字 | J+8A93 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9355 |
新大字典4 | 講談社 | 15768 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11959 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35514 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10719 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「誓」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「誓」についての総括
- 誓の画数 :14画
- 誓の部首 : 言
- 誓の読み方:ゼチ・ゼイ・セツ・セイ・エイ・ちかう
- 誓の意味 :ちかう/ちぎる/ちかいを立てる/神や仏に約束する
以上で「誓」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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