謄とは、うつす/原本を写しとる/写して書くなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、言部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
| 字体 | 謄 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | トウ |
| 訓読み | 《外》うつ(す) | |
| 部首 | 言部 | |
| 画数 | 総画数 | 17画 |
| 部首内画数 | 言部10画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準2級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
書き方・読み方
書き方

読み方
『謄』の字には少なくとも、謄・ 謄すの2種の読み方が存在する。
意味
熟語
謄写版【とうしゃばん】
[英語]stencil
[印]孔版(コウハン)印刷の一種。ロウ(蝋)引きした原紙をヤスリ板(鑢板)と呼ぶ鋼板に置き、鉄筆(テッピツ)で文字や絵を書き、原紙に細かな穴を開けて型紙とする。手書きの他、タイプライターで打ったり、写真製版するものもあった。
文字コード
「謄」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+8B04 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-38-05 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 406170 |
| 住基ネット統一文字 | J+8B04 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 9456 |
| 新大字典4 | 講談社 | 15899 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12074 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35780’ |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 10828 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「謄」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「謄」についての総括
- 謄の画数 :17画
- 謄の部首 : 言
- 謄の読み方:トウ・うつす
- 謄の意味 :うつす/原本を写しとる/写して書く
以上で「謄」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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