「賤」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、しず/いやしむ/さげすむ/いやしい/身分・地位が低い/下品などの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、貝部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「賤」
字体
読み 音読み セン
ゼン
訓読み あや(しい)
いや(しい)
いや(しめる)
しず
やす()
部首 貝部
画数 総画数 15画
部首内画数 貝部8画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

賤_書き方
賤の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゼンセン賤いやすいしず賤しめるいやしめる賤しいいやしい賤しいあやしいの7種の読み方が存在する。

意味

しず/いやしむ/さげすむ/いやしい/身分・地位が低い/下品

熟語

五賤/五賎【ごせん】

[歴]ごしきのせん(五色の賤、五色の賎)

厭賎/厭賤【えんせん】

嫌(キラ)って蔑(サゲス)むこと。

山賤/山賎【やましず】

[古]やまがつ(山賤、山賎)

賎民/賤民【せんみん】

賎(イヤ)しい民(タミ)。
不可触賎民:ふかしょくせんみん(不可触賎民、不可觸賤民)
[歴]日本上代の一種の奴隷。
売買または寄進され、陵戸・官戸・家人・公奴婢(クヌヒ)・私奴婢の別があった。

五色の賤/五色の賎【ごしきのせん】

[歴]律令制下の五種の賤民の総称。
陵戸(リョウコ)・官戸(カンコ)・家人(ケニン)・公奴婢(クヌヒ)・私奴婢(シヌヒ)の等級があり、陵戸・官戸・公奴婢は官有で、家人・私奴婢は民有。
朝廷・官司(カンシ)・豪族の雑役に従事した。

文字コード

「賤」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「賤」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8CE4
JISX0213 1-76-45
戸籍統一文字番号 2 417680
住基ネット統一文字 J+8CE4

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「賤」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 9675
新大字典4 講談社 16349
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12290
大漢和辞典6 7 大修館書店 36826
大漢語林8 大修館書店 11041

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「賤」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「賤」についての総括
  1. 賤の画数 :15画
  2. 賤の部首 : 貝
  3. 賤の読み方:ゼン・セン・やすい・しず・いやしめる・いやしい・あやしい
  4. 賤の意味 :しず/いやしむ/さげすむ/いやしい/身分・地位が低い/下品
以上で「賤」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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