蹴とは、ける/ふむ/け飛ばす/踏みつけるなどの意味をもつ漢字。19画の画数をもち、足部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。
字体 | 蹴 | |
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読み | 音読み | シュウ 《外》シュク |
訓読み | け(る) | |
部首 | 足部 | |
画数 | 総画数 | 19画 |
部首内画数 | 足部12画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検2級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蹴』の字には少なくとも、蹴・ 蹴・ 蹴るの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
蹴上【けあげ】
[Romaji]Keage
京都府京都市の南東、東山区(ガシヤマク)北端の一地区。
旧東海道が山科から京都市中に入る交通の要地。
琵琶湖疏水の水を利用する上水道の浄水池がある。
蹴出し【けだし】
[服]和装用の婦人下着の一種。
腰巻(コシマキ)の上に重ねて着ける足首までの長さのもの。
裾捌(スソサバ)きのため褄(ツマ)をとって裾(スソ)を少しつまみ上げて歩くとき、肌に直接触れている腰巻があらわに見えないようにするもので、すべりがよいように縮緬(チリメン)などで作る。
石蹴り【いしけり】
[英語]hopscotch
けんけん遊びの一種。
地面に丸などの区画を幾つか描いて一つの小石を最初の区画に入れ、片足立ち(けんけん)で小石を蹴って次の区画の中に入れることを繰り返して、早く全区画を回るもの。
小石を区画の外に出したり、両足を着いたら次の人と交替する。
蹴上げ/蹴上【けあげ】
[Romaji]keage
けあげること。また、けあげたドロ(泥)やホコリ(埃)など。
段差のあるところで、足がかりとして踏んであがる箇所。
蹴込み/蹴込【けこみ】
[建]階段の下の踏み板と上の踏み板の間の垂直な部分。
[建]家の上がり口で、地面と垂直な部分。
[建]床の間で、床板(トコイタ)の下と畳寄せの間の垂直な部分。
文字コード
「蹴」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8E74 |
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JISX0213 | 1-29-19 |
戸籍統一文字番号 2 | 428770 |
住基ネット統一文字 | J+8E74 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9884 |
新大字典4 | 講談社 | 16710 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12496 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 37876 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11257 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「蹴」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 蹴の画数 :19画
- 蹴の部首 : 足
- 蹴の読み方:シュク・シュウ・ける
- 蹴の意味 :ける/ふむ/け飛ばす/踏みつける
ウサタロー