「隷」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「隸」については「隸(漢字)」をご覧ください。

とは、しもべ/召使い/家来/したがう/付き従うなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、隶部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「隷」
字体
読み 音読み レイ
《外》ライ
《外》
《外》レツ
訓読み 《外》したが()
《外》しもべ
部首 隶部
画数 総画数 16画
部首内画数 隶部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「隸」
字体
画数 17画
Unicode U+96B8
JISX0213 1-80-17

書き方・読み方

書き方

隷_書き方
隷の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、レツレイライしもべ隷うしたがうの6種の読み方が存在する。

意味

しもべ/召使い/家来/したがう/付き従う

熟語

奴隷【どれい】

監督者は、機械の操縦者と同様に、「ドライバー(driver)」と呼ぶ。
英語:slave(スレイブ/スレーブ)。
ドイツ語:Sklave(スクラーベ)。

古隷【これい】

[中国語]guli

[言]れいしょ(隷書)

秦隷【しんれい】

[中国語]qingli

[言]れいしょ(隷書)

隷書【れいしょ】

[中国語]lishu

[言][印]漢字の書体の一つ。
中国の秦(シン)の時代に、程(テイ)バク(ChengMiao)(*)が身分の賎しい者(隷)にも学びやすいように、小篆(xiaozhuan)(ショウテン)をさらに簡略にして作ったとされる。
漢代に広く用いられ、前漢に使われたものを古隷(guli)(コレイ)、後漢(ゴカン)に使われた、より装飾的なものを八分(bafen)(ハップン)という。

直隷湾【ちょくれいわん】

[中国語]ZhiliWan/Zhiliwan、[英語]GulfofChihli

[古][地]ぼっかいわん(渤海湾)

文字コード

「隷」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「隷」の文字コード一覧
Unicode 1 U+96B7
JISX0213 1-46-76
戸籍統一文字番号 2 475550
住基ネット統一文字 J+96B7

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「隷」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10945
新大字典4 講談社 18438
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13809
大漢和辞典6 7 大修館書店 41928
大漢語林8 大修館書店 12554

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「隷」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「隷」についての総括
  1. 隷の画数 :16画
  2. 隷の部首 : 隶
  3. 隷の読み方:レツ・レイ・リ・ライ・しもべ・したがう
  4. 隷の意味 :しもべ/召使い/家来/したがう/付き従う
以上で「隷」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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