砲とは、おおづつ／つつなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、石部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
| 字体 | 砲 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | ホウ 《外》ホク 《外》ハク 《外》ヒョウ 《外》バク |
| 訓読み | 《外》おおづつ 《外》つつ |
|
| 部首 | 石部 | |
| 画数 | 総画数 | 10画 |
| 部首内画数 | 石部5画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検4級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『砲』の字には少なくとも、砲・ 砲・ 砲・ 砲・ 砲・ 砲・ 砲の7種の読み方が存在する。
意味
おおづつ／つつ
熟語
四字熟語
「砲」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
| 砲煙弾雨 | 砲刃矢石 |
分時砲【ふんじほう】
[英語]minuteguns
[軍]ちょうほう(弔砲)。
午砲【ごほう】
[歴]正午を知らせる号砲。
江戸時代の時の鐘に代え、1871(明治4.9.9)から皇居内旧本丸で毎日正午に空砲を打ち鳴らしたもの。当時、現在の区部の大部分で聞こえたという。
弩砲【どほう】
[英語](単数形)ballista／(複数形)ballistae
[歴]いしゆみ(石弓、弩)。
野砲【やほう】
[英語]fieldgun
[軍]野戦用の大砲。多くは弾丸の発射速度が速く威力の大きい軽量のカノン砲。
車輪を持ち、砲架は折りたたみ式でリンバー(limber)(前車)に載せて牽引する。
砲耳【ほうじ】
[軍]とらにおん(トラニオン)
。
文字コード
「砲」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+7832 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-43-04 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 269400 |
| 住基ネット統一文字 | J+7832 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 6570 |
| 新大字典4 | 講談社 | 10962 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7922 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 24120’ |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 7706 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「砲」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「砲」についての総括
- 砲の画数 ：10画
- 砲の部首 ： 石
- 砲の読み方：ホク・ホウ・ヒョウ・バク・ハク・つつ・おおづつ
- 砲の意味 ：おおづつ／つつ
以上で「砲」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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