「奉」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、目上の人の行為につける語/たてまつる/献上するなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、大部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「奉」
字体
読み 音読み ホウ

訓読み 《高》たてまつ()
《外》うけたまわ()
《外》まつ()
部首 大部
画数 総画数 8画
部首内画数 大部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

奉_書き方
奉の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ホウ奉るまつる奉るたてまつる奉るうけたまわるの6種の読み方が存在する。

意味

目上の人の行為につける語/たてまつる/献上する

熟語

四字熟語

「奉」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「奉」が入る四字熟語
大政奉還たいせいほうかん 版籍奉還はんせきほうかん 滅私奉公めっしほうこう

奉射【ぶしゃ】

おびしゃ(御歩射、御奉射)

奉行【ぶぎょう】

「上(カミ)の命(メイ)を奉(ホウ)じて事を行なう」の意味。

奉天【ほうてん】

[中国語]Fengtian、[英語]Mukden

[古]ほうてんしょう(奉天省)
[古]中国遼寧省(LiaoningSheng)(リョウネイショウ)の省都、瀋陽(Shenyang)(シンヨウ)の旧称。
しんようし(瀋陽市、沈陽市)

内供奉【ないぐぶ】

ないぐ(内供)

奉射的【ぶしゃまと】

御奉射(オビシャ)に用いる大的(オオマト)。また、これを射ること。
参考おびしゃ(御歩射、御奉射)

文字コード

「奉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「奉」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5949
JISX0213 1-42-84
戸籍統一文字番号 2 067520
住基ネット統一文字 J+5949

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「奉」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1769
新大字典4 講談社 2992
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2201
大漢和辞典6 7 大修館書店 5894
大漢語林8 大修館書店 2147

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「奉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「奉」についての総括
  1. 奉の画数 :8画
  2. 奉の部首 : 大
  3. 奉の読み方:ホウ・ブ・フ・まつる・たてまつる・うけたまわる
  4. 奉の意味 :目上の人の行為につける語/たてまつる/献上する
以上で「奉」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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