何とは、なに/なん/か/不定の指示代名詞などの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、人部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 何 | |
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読み | 音読み | 《中》カ |
訓読み | なに なん 《外》いず(く) 《外》いず(れ) |
|
部首 | 人部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 人部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検9級 | |
日本語能力検定 | JLPT N5 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『何』の字には少なくとも、何・ 何・ 何・ 何れ・ 何くの5種の読み方が存在する。
意味
- なに。なん。か。不定の指示代名詞。「幾何・何回・何事・何分・何者・何時・何人」
- なに。否定の意を強める。少しも。何一つとして。「何事もなく終わる」
- なんぞ。なぜ。どうして。「何故」
- になう。類義語:荷
熟語
幾何【きか】
[英語]geometry
[数]幾何学の略称。きかがく(幾何学)
。
如何物【いかもの】
にせもの。まがいもの。
「キッチュ([ドイツ語]Kitsch)」とも呼ぶ。
幾何学【きかがく】
[英語]geometry(ジオメトリー)
[数]空間図形を研究する、数学の一分野。単に「幾何」とも呼ぶ。ゆーくりっどきかがく(ユークリッド幾何学)、だいすうがく(代数学)。
何れ/孰れ【いづれ】
「いずれ」とも書く。
。
何処【いずこ】
どこ(何処、何所)・いずく(何処)。
不定称の指示代名詞で、不定の場所を表す言葉。
何処ともなく
。
文字コード
「何」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4F55 |
---|---|
JISX0213 | 1-18-31 |
戸籍統一文字番号 2 | 006120 |
住基ネット統一文字 | J+4F55 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 185 |
新大字典4 | 講談社 | 403 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 263 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 511 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 236 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「何」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「何」についての総括
- 何の画数 :7画
- 何の部首 : 人
- 何の読み方:カ・なん・なに・いずれ・いずく
- 何の意味 :なに/なん/か/不定の指示代名詞
以上で「何」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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