押とは、おす/おさえつける/取り締まる/圧するなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 押 | |
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読み | 音読み | 《外》コウ 《高》オウ |
訓読み | お(さえる) お(す) |
|
部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 手部5画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『押』の字には少なくとも、押・ 押・ 押す・ 押さえるの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
長押【なげし】
[建]日本家屋の柱と柱を繋ぐ水平材。鴨居(カモイ)の上などに取り付ける装飾的な横木。らんま(欄間)、こかべ(小壁)。
押上【おしあげ】
[Romaji]Oshiage
東京都東部、墨田区(スミダク)中央部の地名。
住所としては押上1~3丁目がある。
[交]おしあげえき(押上駅)
。
下押し【したおし】
下方へ押すこと。押し下げること。
[経]([英語]sag)取引用語で、相場がしだいに下落すること。
箔押し【はくおし】
物の表面にノリ(糊)・ウルシ(漆)などを置き、金・銀・色箔を押し当てて貼付すること。
蒔絵(マキエ)・書物の表紙や背・額縁など、器物・皮革・布・紙などに模様や文字を表すのに用いる。
「箔入れ」、「箔置き」、「ギルディング([英語]gilding)」とも呼ぶ。
押っ取る【おっとる】
「取る」の強意(キョウイ)。勢いよく掴(ツカ)み取る。急いで手に取る。
文字コード
「押」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+62BC |
---|---|
JISX0213 | 1-18-01 |
戸籍統一文字番号 2 | 134230 |
住基ネット統一文字 | J+62BC |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3264 |
新大字典4 | 講談社 | 5469 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3954 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11929 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3880 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「押」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「押」についての総括
- 押の画数 :8画
- 押の部首 : 手
- 押の読み方:コウ・オウ・おす・おさえる
- 押の意味 :おす/おさえつける/取り締まる/圧する
以上で「押」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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