「濁」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

濁とは、にごす／にごる／音や水がにごるなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『濁』の字には少なくとも、濁ダク・ 濁タク・ 濁ジョク・ 濁るにごる・ 濁すにごすの5種の読み方が存在する。

意味

1. にごす。にごる。音や水がにごる。対義語：清「濁音・濁点・濁流・清濁・白濁・濁酒(どぶろく)・濁醪(どぶろく)」
2. 穢れている。乱れる。「濁世・汚濁・混濁・溷濁(こんだく)」
3. 濁音の略称。「新濁・清濁・本濁・連濁」

熟語

四字熟語

「濁」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

五濁【ごじょく】

[仏]世の中の汚(ヨゴ)れ・濁(ニゴ)りの原因やありさま。
【1】「劫濁(コウジョク)」：時代が永く、古くなったための悪。
【2】「煩悩濁(ボンノウジョク)」：人の煩悩からおこる悪。

濁酒【どぶろく】

[食]にごり酒。
「白酒(シロザケ、ハクシュ)」、「しろうま(白馬)」とも呼ぶ。
。

鼻濁音【びだくおん】

[Romaji]bidakuon／bi-dakuon、[英語]nasalsound

油濁法【ゆだくほう】

[法]船舶油濁損害賠償保障法の略称。
油濁事故を起こした際の処理費用を賄う船主責任保険(ＰＩ保険)に未加入の外国船舶に対し入港を禁止できる(改正法)。
「油賠法」とも呼ぶ。

茶を濁す／茶を濁す【ちゃをにごす】

おちゃをにごす(お茶を濁す、御茶を濁す)
。

文字コード

「濁」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「濁」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。