異体字「禍」については「禍(漢字)」をご覧ください。
禍とは、わざわい/災い/不幸/傷害・病気・天災・難儀などを被ること/まがなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、示部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 禍 | |
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読み | 音読み | カ |
訓読み | 《外》まが 《外》わざわ(い) |
|
部首 | 示部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 示部9画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 禍 |
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画数 | 14画 |
Unicode | U+FA52 |
JISX0213 | 1-89-31 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『禍』の字には少なくとも、禍・ 禍い・ 禍の3種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「禍」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
禍福倚伏 | 禍福得喪 |
禍/曲【まが】
[古](倫理的に)悪いこと・よくないこと・曲がったこと。
[古](吉凶の面から)縁起が悪いこと・よくないこと。わざわい(禍)。
禍津日/禍霊【まがつひ】
[Romaji]Magatsuhi
[日本神話]まがつひのかみ(禍津日神、禍日神)。
黄禍【おうか】
[英語]yellowperil
こうか(黄禍)
。
舌禍【ぜっか】
演説・講演などにより、政府や社会に嫌われて災難・制裁を受けること。
類語ひっか(筆禍)
事実を偽(イツワ)り悪く言う者から受ける禍(ワザワイ)。
。
筆禍【ひっか】
発表した文章や記事のため、政府や社会に嫌われて災難・制裁を受けること。
類語ぜっか(舌禍)1937年(昭和12年)12月矢内原忠雄(ヤナイハラ・タダオ)、筆禍事件で東京帝国大学教授を辞職。1938年(昭和13年)2月石川達三『生きてゐる兵隊』筆禍事件。
文字コード
「禍」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+798D |
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JISX0213 | 1-18-50 |
戸籍統一文字番号 2 | 276920 |
住基ネット統一文字 | J+798D |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 6746 |
新大字典4 | 講談社 | 11242 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8136 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 24766’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7916 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「禍」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 禍の画数 :13画
- 禍の部首 : 示
- 禍の読み方:カ・わざわい・まが
- 禍の意味 :わざわい/災い/不幸/傷害・病気・天災・難儀などを被ること/まが
ウサタロー