護とは、まもる/まもり/かばう/助けるなどの意味をもつ漢字。20画の画数をもち、言部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 護 | |
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読み | 音読み | ゴ |
訓読み | 《外》まも(り) 《外》まも(る) |
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部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 20画 |
部首内画数 | 言部13画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検6級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『護』の字には少なくとも、護・ 護る・ 護りの3種の読み方が存在する。
意味
- まもる。まもり。かばう。助ける。「護衛・護憲・護持・護身・護送・護符・護法・愛護・掩護(えんご)・援護・加護・介護・看護・警護・救護・守護・鎮護・庇護(ひご)・弁護・保護・防護・冥護(みょうご)・養護・擁護」
- 梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる。「護摩」
熟語
護摩【ごま】
[梵]homa(ホーマ)
[仏]弘法大師が中国より伝えたという密教の秘法の一つ。経典に規定された形・寸法の火炉を持つ護摩壇(ゴマダン)を設け、不動明王(フドウミョウオウ)・愛染明王(アイゼンミョウオウ)などを本尊として招き、乳木(ニュウボク)・段木(ダンボク)と呼ばれる規定の護摩木(ゴマギ)を積んで焚き、その火中に五穀・五香などを投じ香油を注ぎ、願主の息災・増益・降伏・敬愛などを本尊に祈る。
護摩木は人の悩みや災難を、火は智慧や真理を表わし、智慧の火で煩悩を焚くことを象徴する。
守護【しゅご】
守ること。しゅごじん(守護神)、しゅごれい(守護霊)。
(転じて)軍事・警察などが警護すること。
護摩木【ごまき】
[仏]参照ごま(護摩)
ヌルデ(白膠木)などを使用する。
。
都護府【とごふ】
[中国語]duhufu、[英語]commandheadquarters
[歴]中国、漢代・唐代の周辺諸民族を統治した出先機関。りはんいん(理藩院)、あんなんとごふ(安南都護府)。BC.60年、西域都護府を設置(都護府の始まり)。
寂護【じゃくご】
[梵]Santaraksita(シャーンタラクシタ)、Santiraksita(シャーンチラクシタ)
[人]しゃーんたらくした(シャーンタラクシタ)。
文字コード
「護」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8B77 |
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JISX0213 | 1-24-78 |
戸籍統一文字番号 2 | 409060 |
住基ネット統一文字 | J+8B77 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 9503 |
新大字典4 | 講談社 | 16005 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12120 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 36038’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10869 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「護」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「護」についての総括
- 護の画数 :20画
- 護の部首 : 言
- 護の読み方:ゴ・まもる・まもり
- 護の意味 :まもる/まもり/かばう/助ける
以上で「護」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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