乞とは、物をこう/物ごいをする/欲しがる/ねだる/求めるなどの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、乙部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。
字体 | 乞 | |
---|---|---|
読み | 音読み | 《外》コツ 《外》キツ 《外》キ 《外》コチ 《外》ケ |
訓読み | こ(う) | |
部首 | 乙部 | |
画数 | 総画数 | 3画 |
部首内画数 | 乙部2画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検2級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『乞』の字には少なくとも、乞・ 乞・ 乞・ 乞・ 乞・ 乞うの6種の読み方が存在する。
意味
熟語
乞士【こつし】
[仏]僧・比丘の別称。びく(比丘)。
「きつし」とも読む。
乞食【こじき】
「こつじき(乞食)」、「かたい(乞丐、傍居)」、「垣外(カイト)」、「御薦(オコモ)」、「御薦さん」、「ほいと(陪堂、乞児、乞食)」、「ほいど(陪堂、乞児、乞食)」とも呼ぶ。
。
乞食【こつじき】
[梵]pinaapata
[仏]たくはつ(托鉢)乞食(コジキ)。
こじき(乞食)
。
乞食僧団【こじきそうだん】
[俗][宗]たくはつしゅうどうかい(托鉢修道会)
。
乞丐/傍居【かたい】
乞食(コジキ)・物もらい。
道の傍(カタワ)らに居(イ)て、金品を乞(コ)い求める者の意味。
人を罵(ノノシ)ったり卑(イヤシ)しめて呼ぶ言葉。
文字コード
「乞」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4E5E |
---|---|
JISX0213 | 1-24-80 |
戸籍統一文字番号 2 | 002040 |
住基ネット統一文字 | J+4E5E |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 67 |
新大字典4 | 講談社 | 172 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 108 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 170 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 93 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「乞」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「乞」についての総括
- 乞の画数 :3画
- 乞の部首 : 乙
- 乞の読み方:コツ・コチ・ケ・キツ・キ・こう
- 乞の意味 :物をこう/物ごいをする/欲しがる/ねだる/求める
以上で「乞」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。