具とは、そなえる/十分に持つ/事こまかになどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、八部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 具 | |
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読み | 音読み | グ 《外》ク |
訓読み | 《外》そな(える) 《外》そな(わる) 《外》つぶさ(に) 《外》つま |
|
部首 | 八部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 八部6画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『具』の字には少なくとも、具・ 具・ 具・ 具に・ 具わる・ 具えるの6種の読み方が存在する。
意味
- そなえる。十分に持つ。事こまかに。「具象・具足・具体・具備・具有・不具」
- そなわる。常に備えておく器物。整う。「家具・玩具・機具・器具・寝具・道具・農具・馬具・表具・武具・文具・用具・装身具・運動具」
- つぶさに。細かく。詳しく。はっきりと。「具眼・具現・具申・具陳・敬具」
- そろい。器物を数える助数詞。
熟語
四字熟語
「具」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
一領具足 | 円満具足 |
湯具【ゆぐ】
[Romaji]yugu
[古][服]ゆまき(湯巻)[古][服]ゆかたびら(湯帷子)
[服]和装の腰巻。
こしまき(腰巻、腰巻き)
。
三具【みつぐ】
[仏]みつぐそく(三具足)
。
工具【こうぐ】
[工]工作に用いる器具・道具。工作道具。
[工](特に)機械工作の際に使う刃物の総称。
冶具/治具【やぐ】
[英語]jig
[俗][機]ジグの誤称。じぐ(ジグ、冶具、治具)
。
冶具/治具【ちぐ】
[英語]jig
[俗][機]ジグの誤称。じぐ(ジグ、冶具、治具)
。
文字コード
「具」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5177 |
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JISX0213 | 1-22-81 |
戸籍統一文字番号 2 | 017200 |
住基ネット統一文字 | J+5177 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 556 |
新大字典4 | 講談社 | 915 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 703 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 1473 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 706 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「具」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「具」についての総括
- 具の画数 :8画
- 具の部首 : 八
- 具の読み方:グ・ク・つま・つぶさに・そなわる・そなえる
- 具の意味 :そなえる/十分に持つ/事こまかに
以上で「具」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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