「勞」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「労」については「労(漢字)」をご覧ください。

とは、はたらく/精を出して働く/骨折りなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、力部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「勞」
字体
読み 音読み ロウ
訓読み 《外》いたわ()
《外》つか(れる)
《外》ねぎら()
《外》はたら()
部首 力部
画数 総画数 12画
部首内画数 力部10画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級漢検準1級
異体字「労」
字体
画数 7画
Unicode U+52B4
JISX0213 1-47-11

書き方・読み方

書き方

勞_書き方
勞の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ロウ勞くはたらく勞うねぎらう勞れるつかれる勞るいたわるの5種の読み方が存在する。

意味

  1. はたらく。してく。骨折り。「勞銀・勞賃・勞働・勞務・勞力・旧勞・勤勞・功勞・就勞・徒勞」
  2. つかれる。てる。「勞苦・過勞・苦勞・心勞・辛勞・煩勞・疲勞・報勞」
  3. いたわる。ねぎらう。「慰勞」
  4. 勞働・勞働者の略称。「勞基・勞災・勞使・勞資・勞農・勞連・厚勞省」

熟語

犬馬の労/犬馬之勞【けんばのろう】

[中国語]quanmazhilao

[慣用句]主君または他人のために、全力を尽すこと。労苦を厭(イト)わないこと。
自分を犬馬にたとえ、謙遜(ケンソン)して言う言葉。

文字コード

「勞」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「勞」の文字コード一覧
Unicode 1 U+52DE
JISX0213 1-50-09
戸籍統一文字番号 2 027980
住基ネット統一文字 J+52DE

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「勞」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 827
新大字典4 講談社 1353
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 981
大漢和辞典6 7 大修館書店 2410
大漢語林8 大修館書店 966

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「勞」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「勞」についての総括
  1. 勞の画数 :12画
  2. 勞の部首 : 力
  3. 勞の読み方:ロウ・はたらく・ねぎらう・つかれる・いたわる
  4. 勞の意味 :はたらく/精を出して働く/骨折り
以上で「勞」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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