「吟」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、うたう/詩歌を作る/詠む/謡うなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、口部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「吟」
字体
読み 音読み ギン
《外》キン
《外》ゴン
《外》コン
訓読み 《外》うた()
《外》うめ()
部首 口部
画数 総画数 7画
部首内画数 口部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

吟_書き方
吟の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゴンコンギンキン吟くうめく吟ううたうの6種の読み方が存在する。

意味

  1. うたう。詩歌をる。む。う。「吟詠・吟行・吟唱・吟誦(ぎんしょう)・吟声・吟遊・苦吟・高吟・詩吟・即吟・低吟・独吟・放吟・朗吟」
  2. 詩歌。「秀吟・名吟」
  3. わう。中身をよくかめる。「吟醸・吟味」
  4. うめく。る。く。「呻吟(しんぎん)」

熟語

四字熟語

「吟」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「吟」が入る四字熟語
吟風弄月ぎんぷうろうげつ 低唱微吟ていしょうびぎん 竜吟虎嘯りょうぎんこしょう

勘定吟味役【かんじょうぎんみやく】

[歴]江戸幕府の職名。
「勘定吟味方(ギンミカタ)」とも、また勘定奉行に次ぐ地位に列し、奉行の横目に座席を置くことから「横座(ヨコザ)」とも呼ぶ。

勘定吟味方【かんじょうぎんみかた】

[歴]かんじょうぎんみやく(勘定吟味役)

文字コード

「吟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「吟」の文字コード一覧
Unicode 1 U+541F
JISX0213 1-22-67
戸籍統一文字番号 2 038580
住基ネット統一文字 J+541F

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「吟」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1092
新大字典4 講談社 1788
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1327
大漢和辞典6 7 大修館書店 3330
大漢語林8 大修館書店 1287

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「吟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「吟」についての総括
  1. 吟の画数 :7画
  2. 吟の部首 : 口
  3. 吟の読み方:ゴン・コン・ギン・キン・うめく・うたう
  4. 吟の意味 :うたう/詩歌を作る/詠む/謡う
以上で「吟」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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