「壕」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、深く掘った土の溝などの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、土部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「壕」
字体
読み 音読み ゴウ
コウ
訓読み ほり
部首 土部
画数 総画数 17画
部首内画数 土部14画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

壕_書き方
壕の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゴウコウほりの3種の読み方が存在する。

意味

  1. った。類義語:「塹壕」

熟語

空堀/空壕【からぼり】

[Romaji]karabori、[英語]drymoat

[建]水のない堀。うねぼり(畝堀)。

塹壕【ざんごう】

[英語]trench

[軍]敵の攻撃から身を守るために掘り下げた溝(ミゾ)。
「トレンチ」とも呼ぶ。ぼうくうごう(防空壕)、かてん(火点)、たこつぼ(蛸壺)、えんごう(掩壕)、たいごう(対壕)、えんたい(掩体)、ばんかーばすたー(バンカーバスター)。

掩壕【えんごう】

[英語]covertrench

[軍]敵弾から兵馬を守るため、掘り下げた壕。
掘り出した土は敵側に積み上げる。えんたい(掩体)、ざんごう(塹壕)、たいごう(対壕)。

対壕【たいごう】

[英語]sap

[軍]敵陣に迫って攻撃するために掘るトンネルや塹壕(ザンゴウ)。ざんごう(塹壕)。

散兵壕【さんぺいごう】

[英語]riflepit

[軍]戦場で兵を密集させず、兵を適当な距離で散開するように設けた塹壕(ザンゴウ;trench)。
要所々々に軽火器の射撃設備(火点)を設ける。かてん(火点)、とーちか(トーチカ)、えんたい(掩体)、ざんごう(塹壕)、たこつぼ(蛸壺)。

文字コード

「壕」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「壕」の文字コード一覧
Unicode 1 U+58D5
JISX0213 1-25-72
戸籍統一文字番号 2 063640
住基ネット統一文字 J+58D5

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「壕」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1700
新大字典4 講談社
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2111
大漢和辞典6 7 大修館書店 5559
大漢語林8 大修館書店 2058

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「壕」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「壕」についての総括
  1. 壕の画数 :17画
  2. 壕の部首 : 土
  3. 壕の読み方:ゴウ・コウ・ほり
  4. 壕の意味 :深く掘った土の溝
以上で「壕」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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