審とは、つまびらかにする/可否をはっきりさせるなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、宀部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 審 | |
---|---|---|
読み | 音読み | シン 《外》ハン |
訓読み | 《外》つまび(らか) | |
部首 | 宀部 | |
画数 | 総画数 | 15画 |
部首内画数 | 宀部12画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『審』の字には少なくとも、審・ 審・ 審らかの3種の読み方が存在する。
意味
- つまびらかにする。可否をはっきりさせる。「審議・審査・審判・審問・審理・不審」
- つまびらか。詳しい。細かい。「詳審」
- 《裁判》審理の略称。「結審・再審・前審・陪審・予審」
- 「審判員」の略称。「球審・主審・副審・塁審」
熟語
四字熟語
「審」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
審念熟慮 | 博学審問 |
不審【ふしん】
明らかでないこと。
疑わしいこと。
不審火、不審尋問、不審訊問
。
不審尋問/不審訊問【ふしんじんもん】
[英語]policesuspicion)
[古]職務質問の旧称。。
中教審【ちゅうきょうしん】
[教]ちゅうおうきょういくしんぎかい(中央教育審議会)
。
覆審法院【ふくしんほういん】
[歴]朝鮮総督府・台湾総督府・関東庁・南洋庁に設置された、高等法院(最高裁判所に相当)の下位、地方法院(地方裁判所に相当)の上位に位置する裁判所。
内地の高等裁判所に相当する。[3]こうとうほういん(高等法院)、ちほうほういん(地方法院)。
国語審議会【こくごしんぎかい】
[言]文化審議会国語分科会の前身。1934年(昭和9年)12月22日臨時国語調査会を改組して文部省に設置。1949年(昭和24年)文部省設置法に基づき新規設置。
文字コード
「審」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5BE9 |
---|---|
JISX0213 | 1-31-19 |
戸籍統一文字番号 2 | 083150 |
住基ネット統一文字 | J+5BE9 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2116 |
新大字典4 | 講談社 | 3565 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2624 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 7316 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2579 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「審」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「審」についての総括
- 審の画数 :15画
- 審の部首 : 宀
- 審の読み方:ハン・シン・つまびらか
- 審の意味 :つまびらかにする/可否をはっきりさせる
以上で「審」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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