幻とは、まぼろし/実在しないが目に見えるものなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、幺部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 幻 | |
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読み | 音読み | ゲン 《外》カン 《外》キョウ |
訓読み | まぼろし 《外》まど(わす) |
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部首 | 幺部 | |
画数 | 総画数 | 4画 |
部首内画数 | 幺部1画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『幻』の字には少なくとも、幻・ 幻・ 幻・ 幻・ 幻わすの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「幻」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
変幻自在 | 泡沫夢幻 | 夢幻泡影 |
幻肢【げんし】
[英語]phantomlimb
[医]事故や手術で後天的に手足を失った人が、その失った手や足の部分がまだ存在するかのように感じること。また、その体験。多くは痒(カユ)みや痛み・激痛などを伴うが、脳内の現象のため、症状を緩和する鎮痛薬などはない。
幻視【げんし】
[英語]visualhallucination/pseudopsia
[病]実際には存在しないものが、あたかも存在するかのように見えること。れびーしょうたいがたにんちしょう(レビー小体型認知症)、さくし(錯視)。。
幻覚【げんかく】
[英語]hallucination
[心]現実に対応する刺激がないのに、神経の働きの異常により、あたかも実在するかのように知覚されること。物がないのに物が見える幻視(ゲンシ)、音がないのに音が聞こえてくる幻聴(ゲンチョウ)、その他に幻味・幻臭・幻触などがある。さっかく(錯覚)、まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)、しゃるるぼねしょうこうぐん(シャルル・ボネ症候群)。
幻覚きのこ【げんかくきのこ】
[俗]まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)
。
幻視画【げんしが】
[フランス語]diorama
じおらま(ジオラマ)
。
文字コード
「幻」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5E7B |
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JISX0213 | 1-24-24 |
戸籍統一文字番号 2 | 104000 |
住基ネット統一文字 | J+5E7B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2484 |
新大字典4 | 講談社 | 4310 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3095 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 9190 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3015 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「幻」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「幻」についての総括
- 幻の画数 :4画
- 幻の部首 : 幺
- 幻の読み方:ゲン・キョウ・カン・まぼろし・まどわす
- 幻の意味 :まぼろし/実在しないが目に見えるもの
以上で「幻」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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