「拡」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「擴」については「擴(漢字)」をご覧ください。

とは、ひろがる/広くする/広めるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、手部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「拡」
字体
読み 音読み カク
訓読み 《外》ひろ(がる)
《外》ひろ(げる)
部首 手部
画数 総画数 8画
部首内画数 手部5画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「擴」
字体
画数 18画
Unicode U+64F4
JISX0213 1-58-18

書き方・読み方

書き方

拡_書き方
拡の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、カク拡げるひろげる拡がるひろがるの3種の読み方が存在する。

意味

  1. ひろがる。くする。める。「拡散・拡大・拡充・拡張・拡声器・軍拡」

熟語

拡大器【かくだいき】

製図器具の一種。
ぱんたぐらふ(パンタグラフ)

拡声器【かくせいき】

音声を大きく、また遠くまで伝える器具・装置。
メガフォン(megaphone)など。めがふぉん(メガフォン)。

拡大尺【かくだいしゃく】

ばいしゃく(倍尺)

拡大鏡【かくだいきょう】

[英語]magnifyingglass

凸(トツ)レンズを使って物体を拡大して見る器具。
小形のものは「虫眼鏡(ムシメガネ)」、「ルーペ([ドイツ語]Lupe)」、易者(エキシャ)が使用する大形のものは「天眼鏡(テンガンキョウ)」と呼ぶ。むしめがね(虫メガネ、虫眼鏡)、てんがんきょう(天眼鏡)、まいくろりーだー(マイクロリーダー)。

ガス拡散法【がすかくさんほう】

[英語]gaseousdiffusionmethod

[原]天然ウランからウラン235を分離・濃縮する方法の一つ。
天然ウランを気体の六フッ化ウランに変え、微小な気孔のある隔膜(カクマク)を多層にし、六フッ化ウランを高圧にしてその層を強制的に通す。分子量の重いウラン238より軽い235は早く隔膜を通過するため、この操作を数百回繰り返して、高濃度の235(97~98%)が得られる。

文字コード

「拡」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「拡」の文字コード一覧
Unicode 1 U+62E1
JISX0213 1-19-40
戸籍統一文字番号 2 134710
住基ネット統一文字 J+62E1

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「拡」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3268
新大字典4 講談社 5453
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3958
大漢和辞典6 7 大修館書店 11985’
大漢語林8 大修館書店 3883

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第6学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「拡」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「拡」についての総括
  1. 拡の画数 :8画
  2. 拡の部首 : 手
  3. 拡の読み方:カク・ひろげる・ひろがる
  4. 拡の意味 :ひろがる/広くする/広める
以上で「拡」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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