掃とは、はく/箒ではくなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 掃 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ソウ |
訓読み | は(く) 《外》はら(う) |
|
部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 手部8画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『掃』の字には少なくとも、掃・ 掃う・ 掃くの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
掃部寮【かにもりのつかさ】
[歴]かもんりょう(掃部寮)
[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
。
掃海【そうかい】
[英語]minesweeping
[軍][海]航海を安全・自由にさせるため、水雷などの敷設のおそれがある海面・海中を捜索し、処分あるいは除去する作業。ぱらべーん(パラベーン)、すいらい(水雷)。掃海艇:そうかいてい(掃海艇)掃海母艦:そうかいぼかん(掃海母艦)
海上自衛隊では掃海艦(掃海艇)や掃海母艦の艦名は島・海峡に因(チナ)み命名する。
掃部司/掃部寮【かもりづかさ】
[歴]かもんりょう(掃部寮)
[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
。
掃部司/掃部寮【かもりのつかさ】
[歴]かもんりょう(掃部寮)
[歴]律令制の後宮十二司の一つ、掃司(ソウシ)。
。
糞掃衣【ふんぞうえ】
[梵]pamsukula(ぼろきれの衣)
[仏]初期仏教の教団で、修行僧がまとっていた粗末な法衣。ごみためや路地などに糞(フン)や塵(チリ)のように捨てられていた布切れを洗って縫い合せて作ったもの。のうえ(衲衣、納衣)、けさ(袈裟)。
文字コード
「掃」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6383 |
---|---|
JISX0213 | 1-33-61 |
戸籍統一文字番号 2 | 137480 |
住基ネット統一文字 | J+6383 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3411 |
新大字典4 | 講談社 | 5627 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4133 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 12237’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4035 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「掃」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「掃」についての総括
- 掃の画数 :11画
- 掃の部首 : 手
- 掃の読み方:ソウ・はらう・はく
- 掃の意味 :はく/箒ではく
以上で「掃」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。