異体字「弃」については「弃(漢字)」をご覧ください。
棄とは、すてる/辞める/放り出す/退ける/投げ捨てるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 棄 | |
---|---|---|
読み | 音読み | キ |
訓読み | 《外》す(てる) | |
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 木部9画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 弃 |
---|---|
画数 | 7画 |
Unicode | U+5F03 |
JISX0213 | 1-55-17 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『棄』の字には少なくとも、棄・ 棄てるの2種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「棄」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
噬指棄薪 | 絶巧棄利 |
自棄/焼け【やけ】
ものごとが思うようにならないため、結果を考えない投(ナ)げやりな行動をとること。自暴自棄(ジボウジキ)な行いをすること。また、そのさま。
尸棄仏【しきぶつ】
[仏]過去七仏の一つで、釈尊の5代前生。
。
棄老【きろう】
⇔ようろう(養老)
棄老伝説:姨捨山(オバステヤマ)など。おばすてやま(姨捨山)。
。
揚棄【ようき】
[ドイツ語]aufheben
[哲]しよう(止揚)。
廃仏毀釈/排仏棄釈【はいぶつきしゃく】
[歴]1868年(慶応4年)3月(明治元年)神仏分離令が出されると、各地で仏像・仏具の破壊や経文を焼くなどの廃仏毀釈運動が起きた。
参考きょうぶしょう(教部省)
明治初年、江戸六地蔵の一つで著名だった深川の永代寺が、廃仏毀釈に遭い廃寺となった。
。
文字コード
「棄」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+68C4 |
---|---|
JISX0213 | 1-20-94 |
戸籍統一文字番号 2 | 168360 |
住基ネット統一文字 | J+68C4 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4333 |
新大字典4 | 講談社 | 7078 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5232 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14913 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5278 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「棄」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「棄」についての総括
- 棄の画数 :13画
- 棄の部首 : 木
- 棄の読み方:キ・すてる
- 棄の意味 :すてる/辞める/放り出す/退ける/投げ捨てる
以上で「棄」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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