投とは、なげる/放りなげるなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、手部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 投 | |
---|---|---|
読み | 音読み | トウ 《外》ズ |
訓読み | な(げる) | |
部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 手部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『投』の字には少なくとも、投・ 投・ 投げるの3種の読み方が存在する。
意味
- なげる。放りなげる。
- 野球の投手。ピッチャー。および投球。「投手・投打・投飛・完投・継投・好投・失投・続投・暴投」
- 留まる。泊まる。類義語:逗「投宿・帰投」
- 当てはまる。適う。合う。「投機・投合・意気投合」
投の用法:守備位置(野球)
守備位置(野球)【しゅびいち】とは、野球で使われる守備位置。ポジション。
守備位置 | 略字 | カタカナ英語 |
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投手 | 投 | ピッチャー |
捕手 | 捕 | キャッチャー |
一塁手 | 一 | ファースト |
二塁手 | 二 | セカンド |
三塁手 | 三 | サード |
遊撃手 | 遊 | ショート |
左翼手 | 左 | レフト |
中堅手 | 中 | センター |
右翼手 | 右 | ライト |
熟語
四字熟語
「投」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。
意気投合 | 燕頷投筆 | 窮猿投林 |
五体投地 | 情意投合 | 全力投球 |
明珠暗投 |
投ぐ【なぐ】
[古][他動詞下二]投げる。
。
投扇【とうせん】
投扇興の略称。
とうせんきょう(投扇興)
。
輪投げ【わなげ】
[英語](単数扱い)quoits(クォイツ、コイツ)
輪を投げること。
立てた棒に輪(quoit)を投げ入れる遊び。
棒に通した輪の数が多いと勝ちになる。
南投【なんとう】
[中国語]Nantou
(NantouXian)なんとうけん(南投県)
(NantouShi)なんとうし(南投市)
。
投票【とうひょう】
[英語]voting/vote
[政] 日本では投票は「権利」とされるが、イタリア・オーストラリアなどでは「義務」であり、憲法で規定している国もある。。
文字コード
「投」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6295 |
---|---|
JISX0213 | 1-37-74 |
戸籍統一文字番号 2 | 133740 |
住基ネット統一文字 | J+6295 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3249 |
新大字典4 | 講談社 | 5445 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3940 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11887 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3862 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「投」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「投」についての総括
- 投の画数 :7画
- 投の部首 : 手
- 投の読み方:トウ・ズ・なげる
- 投の意味 :なげる/放りなげる
以上で「投」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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