「棄」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

棄とは、すてる／辞める／放り出す／退ける／投げ捨てるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『棄』の字には少なくとも、棄キ・ 棄てるすてるの2種の読み方が存在する。

意味

1. すてる。辞める。放り出す。退ける。投げ捨てる。「棄却・棄権・棄民政策・放棄・破棄・唾棄(だき)・廃棄・遺棄・自棄」

熟語

四字熟語

「棄」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

自棄／焼け【やけ】

ものごとが思うようにならないため、結果を考えない投(ナ)げやりな行動をとること。自暴自棄(ジボウジキ)な行いをすること。また、そのさま。

尸棄仏【しきぶつ】

[仏]過去七仏の一つで、釈尊の５代前生。
。

棄老【きろう】

⇔ようろう(養老)
棄老伝説：姨捨山(オバステヤマ)など。おばすてやま(姨捨山)。
。

揚棄【ようき】

[ドイツ語]aufheben

廃仏毀釈／排仏棄釈【はいぶつきしゃく】

[歴]1868年(慶応4年)3月(明治元年)神仏分離令が出されると、各地で仏像・仏具の破壊や経文を焼くなどの廃仏毀釈運動が起きた。
参考きょうぶしょう(教部省)
明治初年、江戸六地蔵の一つで著名だった深川の永代寺が、廃仏毀釈に遭い廃寺となった。
。

文字コード

「棄」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「棄」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。