「決」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「决」については「决(漢字)」をご覧ください。

とは、きめる/是非を断定する/思いきる/覚悟するなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、水部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「決」
字体
読み 音読み ケツ
《外》エツ
《外》ケイ
《外》エチ
《外》ケチ
訓読み (まる)
(める)
部首 水部
画数 総画数 7画
部首内画数 水部4画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N3
異体字「决」
字体
画数 6画
Unicode U+51B3
JISX0213 1-49-51

書き方・読み方

書き方

決_書き方
決の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ケツケチケイエツエチ決めるきめる決まるきまるの7種の読み方が存在する。

意味

  1. きめる。是非を断定する。いきる。覚悟する。「決意・決議・決算・決心・決戦・決断・決着・決定・可決・解決・裁決・自決・先決・対決・判決・否決・未決」
  2. きっぱりと。って。いよく。「決起・決然」
  3. れる。ける。れる。「決河・決壊・決潰(けっかい)・決裂」

熟語

四字熟語

「決」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「決」が入る四字熟語
速戦即決そくせんそっけつ 即断即決そくだんそっけつ 即決即断そっけつそくだん

決闘【けっとう】

[英語]duel

参照けっとうざい(決闘罪)、ふぇーで(フェーデ)、[1]がんとれっと(ガントレット)、がんふぁいと(ガンファイト)、たいまん(タイマン)
決闘裁判(judicialduel):参照しんめいさいばん(神明裁判)セコンド(second):介添え人。

決闘罪【けっとうざい】

[法]1889年(明治22年)「決闘罪に関する件」により科(カ)せられる不法行為。
決闘に関し、挑(イド)むこと、これに応じ受けること、あるいは立ち会うことや場所を提供することで成立する。

伊達判決【だてはんけつ】

[法]1959年(昭和34年)3月30日第一審東京地方裁判所の伊達秋雄裁判長)が、砂川事件に対して日米安全保障条約は憲法第九条に違反するとして無罪判決を下した判決。すながわじけん(砂川事件)、にちべいあんぜんほしょうじょうやく(日米安全保障条約)、けんぽうきゅうじょう(憲法九条、憲法9条)。

カールスバードの決議【かーるすばーどのけつぎ】

[英語]CarlsbadDecrees

[歴]かーるすばーとのけつぎ(カールスバートの決議)

カールスバートの決議【かーるすばーとのけつぎ】

[ドイツ語]KarlsbaderBeschluesse/KarlsbaderBeschlesse、[英語]CarlsbadDecrees

[歴]1819年(文政2年)ズデーテン地方(Sudetenland)のカールスバートで行われたドイツ連邦会議の反動的な議決。
ナポレオン戦争の結果、ドイツにもたらされた自由主義と民族主義が学生組合のブルシェンシャフト(Burschenschaft)に発展。
これに危機を感じたメッテルニヒ(K.W.vonMetternich)や諸侯が会合し、ブルシェンシャフトの解散・出版物の閲覧・大学の監視などを決議した。

文字コード

「決」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「決」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6C7A
JISX0213 1-23-72
戸籍統一文字番号 2 194160
住基ネット統一文字 J+6C7A

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「決」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4830
新大字典4 講談社 8245
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5856
大漢和辞典6 7 大修館書店 17174
大漢語林8 大修館書店 5822

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第3学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「決」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「決」についての総括
  1. 決の画数 :7画
  2. 決の部首 : 水
  3. 決の読み方:ケツ・ケチ・ケイ・エツ・エチ・きめる・きまる
  4. 決の意味 :きめる/是非を断定する/思いきる/覚悟する
以上で「決」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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