「炉」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「爐」については「爐(漢字)」をご覧ください。

とは、ろ/いろり/火や香などを焚く場所/火床などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、火部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「炉」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》いろり
《外》ひばち
部首 火部
画数 総画数 8画
部首内画数 火部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「爐」
字体
画数 20画
Unicode U+7210
JISX0213 1-64-04

書き方・読み方

書き方

炉_書き方
炉の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ひばちいろりの3種の読み方が存在する。

意味

  1. ろ。いろり。などをく場所。火床。「炉辺・火炉・懐炉・香炉・焜炉(こんろ)・暖炉」
  2. 金属を加熱・溶融する装置。類義語:「炉心・高炉・香炉・原子炉・溶鉱炉」

熟語

四字熟語

「炉」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「炉」が入る四字熟語
炉辺談話ろへんだんわ

風炉【ふろ】

茶の湯で、席上に置いて釜(カマ)を掛け湯を沸(ワカ)かす炉。
唐銅(カラカネ)製・鉄製・銀製・土製・木製などがあり、形は丸く、前方に火口、後方に風通しがある。
炉塞(ロフサ)ぎの後から炉開(ロビラ)きの前まで、陰暦の四月から九月まで使用する。

地炉【ちろ】

じろ(地炉)

炉心【ろしん】

[冶金]炉の中心部分。
[原]([英語]reactorcore)原子炉で連鎖核反応が行われている部分。
核燃料・減速材・冷却材などで構成される。

閉炉【へいろ】

禅宗の行事の一つ。陰暦二月一日に、冬季の暖(ダン)をとるための室内の炉や火鉢をしまうこと。
⇔かいろ(開炉)参照ろふさぎ(炉塞ぎ)

炉壇【ろだん】

[仏]護摩壇の別称。
ごまだん(護摩壇)
茶道で、土壇の別称。
どだん(土壇)

文字コード

「炉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「炉」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7089
JISX0213 1-47-07
戸籍統一文字番号 2 213280
住基ネット統一文字 J+7089

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「炉」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5428
新大字典4 講談社 9159
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6582
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 6463

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「炉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「炉」についての総括
  1. 炉の画数 :8画
  2. 炉の部首 : 火
  3. 炉の読み方:ロ・ひばち・いろり
  4. 炉の意味 :ろ/いろり/火や香などを焚く場所/火床
以上で「炉」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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