異体字「黏」については「黏(漢字)」をご覧ください。
粘とは、ねばる／ねばり気がある／くっ付きやすいなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、米部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
| 字体 | 粘 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | ネン 《外》デン |
| 訓読み | ねば(る) | |
| 部首 | 米部 | |
| 画数 | 総画数 | 11画 |
| 部首内画数 | 米部5画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検3級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
| 字体 | 黏 |
|---|---|
| 画数 | 17画 |
| Unicode | U+9ECF |
| JISX0213 | 1-83-54 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『粘』の字には少なくとも、粘・ 粘・ 粘るの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
粘土【ねんど】
[鉱]
粘土層は水を通さず、水ハケが悪い。
遊び：かたあそび(型遊び)
に似た素材。
ゴム粘土
。
粘液素【ねんえきそ】
mucin
[生化]むちん(ムチン)。
血糊／血粘【ちのり】
乾ききらない、ねばねばした血。また、物にねばりついた血。
刀で何人か人を斬(キ)ると、刃毀(ハコボ)れがなくても、血糊で刃がぬらぬらとして斬りづらくなるという。
粘液質【ねんえきしつ】
[英語]phlegmatictemperament
[心]古代ギリシアの医師ヒポクラテス(Hippokrates)の体液質に由来する気質の四類型の一つ。感情の変化や動作は活気に乏しいが、冷静で粘り強く、勤勉な気質。
「粘着質(ネンチャクシツ)」、「粘着性」とも呼ぶ。
粘着性【ねんちゃくしつ】
[英語]adhesiveness
[物]ねばりつく性質。「粘着質(ネンチャクシツ)」とも呼ぶ。
。
文字コード
「粘」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+7C98 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-39-20 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 300730 |
| 住基ネット統一文字 | J+7C98 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 7208 |
| 新大字典4 | 講談社 | 11977 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8756 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 26901 |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 8486 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「粘」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「粘」についての総括
- 粘の画数 ：11画
- 粘の部首 ： 米
- 粘の読み方：ネン・デン・ねばる
- 粘の意味 ：ねばる／ねばり気がある／くっ付きやすい
以上で「粘」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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