「翫」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

翫とは、弄ぶ／愛でる／おもちゃにする／慰みものにするなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、羽部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『翫』の字には少なくとも、翫ガン・ 翫ぶもてあそぶ・ 翫るむさぼる・ 翫るあなどるの4種の読み方が存在する。

意味

1. 弄ぶ。愛でる。おもちゃにする。慰みものにする。「翫物・翫弄」
2. 深くじっくりと味わう。類義語：玩「賞翫・翫味」
3. 侮る。慣れる。貪る。

熟語

芝翫【しかん】

[歴]江戸時代の大坂の歌舞伎俳優三代中村歌右衛門の俳名。
芝翫下駄：しかんげた(芝翫下駄)芝翫縞：しかんじま(芝翫縞)芝翫茶：しかんちゃ(芝翫茶)
。

芝翫縞【しかんじま】

[歴]江戸時代に流行した着物の柄の一つ。
四本の縦縞と鐶をつないだ形を合わせた柄。
大坂の歌舞伎俳優三代中村歌右衛門(俳名:芝翫)が江戸興行の際に用いてから流行。

芝翫茶【しかんちゃ】

[色]染色の一つ。薄い茶褐色。やや赤みを持った栗梅色。

芝翫下駄【しかんげた】

[歴]江戸時代に流行した駒下駄(コマゲタ)の一つ。
羽根虫に似た長方形で、前歯と後歯との間が離れた下駄。
大坂の歌舞伎俳優三代中村歌右衛門(俳名:芝翫)が江戸興行の際に用いてから流行。

文字コード

「翫」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「翫」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。