至とは、いたる/ゆきつく/及ぶ/届くなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、至部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 至 | |
---|---|---|
読み | 音読み | シ 《外》テツ 《外》デチ |
訓読み | いた(る) | |
部首 | 至部 | |
画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 至部0画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『至』の字には少なくとも、至・ 至・ 至・ 至るの4種の読み方が存在する。
意味
- いたる。ゆきつく。及ぶ。届く。「四至(しいし)・必至・乃至(ないし)」
- 極めて。非常に。この上ない。「至大・至急・至言・至孝・至高・至極(しごく)・至純・至情・至誠・至尊・至当・至仁(しじん)」
- 太陽の極点。日の到達点。「夏至(げし)・冬至(とうじ)」
熟語
四字熟語
「至」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。
恐悦至極 | 懇到切至 | 至恭至順 |
至公至平 | 至大至剛 | 至理名言 |
大慶至極 |
冬至【とうじ】
[中国語]tongzhi(冬至)、[英語]wintersolstice
[暦]二十四節気の一つ。陰暦十一月(11月)中旬。陽暦12月22日ころ。至善【しぜん】
この上ない善。
慣用読みで「しいぜん(至善)」とも呼ぶ。
[哲]さいこうぜん(最高善)
。
必至【ひっし】
必ずそうなること、必ず起こること、避けられないこと。必定(ヒツジョウ)・必然(ヒツゼン)。
。
至善【しいぜん】
「しぜん(至善)」の慣用読み。
しぜん(至善)
。
至高善【しこうぜん】
[哲]さいこうぜん(最高善)
。
文字コード
「至」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+81F3 |
---|---|
JISX0213 | 1-27-74 |
戸籍統一文字番号 2 | 336370 |
住基ネット統一文字 | J+81F3 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 8044 |
新大字典4 | 講談社 | 13400 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9759 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 30142 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 9169 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「至」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「至」についての総括
- 至の画数 :6画
- 至の部首 : 至
- 至の読み方:デチ・テツ・シ・いたる
- 至の意味 :いたる/ゆきつく/及ぶ/届く
以上で「至」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。