「鉛」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、なまり/金属元素の一つ/なまりに似た物質などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、金部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「鉛」
字体
読み 音読み エン
訓読み なまり
《外》おしろい
部首 金部
画数 総画数 13画
部首内画数 金部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

鉛_書き方
鉛の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、エンなまりおしろいの3種の読み方が存在する。

意味

  1. なまり。金属元素のつ。なまりにた物質。「鉛版・鉛錘・鉛毒・鉛筆・亜鉛・黒鉛・蒼鉛(そうえん)」
  2. おしろい。なまりを原料とした顔料。「鉛華・鉛白・鉛粉」

熟語

貴鉛【きえん】

[冶]灰吹き法で作られた、金・銀を含む鉛。
金・銀の鉱石の粉末を溶解して湯状になった鉛に入れると、金・銀は鉛に取り込まれ、不純物は湯の上に浮き出す。この不純物を取り除くと金・銀を含んだ貴鉛が得られる。

測鉛【そくえん】

[英語]plumb(プラム)

綱の先に鉛の錘(オモリ)をつけた、水中に投げ入れて水深を測る道具。また、その錘。
「測錘(ソクスイ)」、「測深錘(ソクシンスイ)」とも呼ぶ。

鉛筆【えんぴつ】

筆記用具の一種。
「ペンシル([英語]pencil)」、「木筆(モクヒツ、ボクヒツ)」とも呼ぶ。ほじょじく(補助軸)、しゃーぷぺんしる(シャープペンシル)。

鉛丹【えんたん】

[羅]minium、[英語]redlead

[化]鉛の酸化物。鉛に硫黄と硝石を加えて焼いた黄みをおびたダイダイ色の粉末で、化学的には四酸化三鉛(Pb3O4)。
日本画の赤色顔料として古くから用いられ、絵具や鉄の錆止(サビド)めにも使用する。

黒鉛【こくえん】

[英語]graphite/plumbago(プランベイゴウ)

[鉱][化]炭素の同素体の一つ。
結晶度の高い炭素で、六方晶系の板状結晶であるが、軟らかくて通常はっきりした結晶形を示さず、金属光沢のある黒色・不透明の土状・粉状の鉱物。
電気の良導体で、融点が高く、化学的に安定している。

文字コード

「鉛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「鉛」の文字コード一覧
Unicode 1 U+925B
JISX0213 1-17-84
戸籍統一文字番号 2 457770
住基ネット統一文字 J+925B

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「鉛」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10519
新大字典4 講談社 17754
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13231
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「鉛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「鉛」についての総括
  1. 鉛の画数 :13画
  2. 鉛の部首 : 金
  3. 鉛の読み方:エン・なまり・おしろい
  4. 鉛の意味 :なまり/金属元素の一つ/なまりに似た物質
以上で「鉛」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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