「鉤」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、まがる/ひっかける/おびどめ/つりばり/かぎ/先の曲がった金属製の道具などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、金部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「鉤」
字体
読み 音読み
コウ
訓読み (ける)
かぎ
つりばり
(がる)
部首 金部
画数 総画数 13画
部首内画数 金部5画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

鉤_書き方
鉤の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コウ鉤がるまがるつりばりかぎ鉤けるかけるの7種の読み方が存在する。

意味

まがる/ひっかける/おびどめ/つりばり/かぎ/先の曲がった金属製の道具

鉤の用法:筆形

筆形【ひっけい】とは、中国で漢字の筆画を構成する最小要素。CJK Stroke[ref]CJK Strokes – Cord Charts | The Unicode Consortium[/ref]では、12種の筆形およびその組み合わせで筆画が登録されている。

筆形の種類
名称 字母 ピンイン 意味
B Biǎn 平らに
() D Diǎn てん
() G gōu はね、かぎ
H héng よこ
N 右はらい
P piě 左はらい
() Q Quān 丸囲み
() S shù たて
() T 右はね上げ
W wān 曲げ・反り
X xié 斜め反り
Z zhé 折れ

熟語

鉤素【はりす】

釣り針を付ける細い糸。
魚に見えないように細いナイロン・テグス(天蚕糸)・バス(馬尾毛)などを用いる。
英語:スネル(snell)/スヌード(snood)。

小鉤/鞐【こはぜ】

[服]足袋(タビ)・脚絆(キャハン)などの合せ目を留める爪形の具。
書物を保護する帙(チツ)の上蓋(ウワブタ)を綴じる爪形の具。ちつ(帙)。

自在鉤【じざいかぎ】

[英語]pothook

囲炉裏(イロリ)・竈(カマド)などの上に、天井(テンジョウ)から吊(ツ)り下(サ)げた竹などの棒の先に取り付けた、鉄瓶(テツビン)や鍋(ナベ)などを引っ掛(カ)ける鉤。
自在に上下させる仕掛けがあり、鍋などの大きさに高さを合せたり、火との距離を調節したりするもの。

勾勒/鉤勒【こうろく】

[中国語]goule

[美]中国絵画の技法の一つ。形体の輪郭を細い線描(センガ)きでくくること。こうろくてんさい(鉤勒填彩)。

小鉤継ぎ【こはぜつぎ】

[建]屋根を葺(フ)く金属板の継ぎ方。板の端の折り返しを互いに引っ掛けて留めつなぐもの。こはぜ(小鉤、鞐)。

文字コード

「鉤」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「鉤」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9264
JISX0213 1-78-76
戸籍統一文字番号 2 457520
住基ネット統一文字 J+9264

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「鉤」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10527
新大字典4 講談社 17759
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13240
大漢和辞典6 7 大修館書店 40319
大漢語林8 大修館書店 11967

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「鉤」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「鉤」についての総括
  1. 鉤の画数 :13画
  2. 鉤の部首 : 金
  3. 鉤の読み方:コウ・グ・ク・まがる・つりばり・かぎ・かける
  4. 鉤の意味 :まがる/ひっかける/おびどめ/つりばり/かぎ/先の曲がった金属製の道具
以上で「鉤」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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