「塔」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、高く聳える層を重ねた建物などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、土部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「塔」
字体
読み 音読み トウ
訓読み
部首 土部
画数 総画数 12画
部首内画数 土部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

塔_書き方
塔の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、トウの1種の読み方が存在する。

意味

  1. えるねた建物。「尖塔(せんとう)・鉄塔・砲塔」
  2. めた建物。「経塔・石塔・堂塔・仏塔・宝塔・卵塔・卒塔婆(そとば)」

熟語

仏塔【ぶっとう】

[梵]stupa(ストゥーパ)

タリム/塔里木【たりむ】

Tarim

[地]たりむぼんち(タリム盆地、塔里木盆地)
[地]たりむがわ(タリム川)

塔頭/塔中【たっちゅう】

[仏](禅宗寺院で)祖師(ソシ)または高僧の墓所に建てられた塔。
[仏](転じて)塔の敷地内に建てられた、塔を守る小庵(ショウアン)。
[仏](転じて)大山(大きな寺)の高僧が住持(ジュウジ)を退いた後に、山内に隠居した小院。

三塔【さんとう】

滋賀県大津市にある、天台宗総本山の比叡山延暦寺を構成する三つの地域の東塔・西塔・横川(ヨカワ)の総称。また、延暦寺の別称。よかわ(横川、横河)。

尖塔【せんとう】

[建]屋根の頂上がとがって高く突き出た建物。
ゴシック建築の教会や、イスラム教寺院のミナレット([英語]minaret)など。[3]すてーぷる(ステープル)、みなれっと(ミナレット)、ぴなくる(ピナクル)。

文字コード

「塔」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「塔」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5854
JISX0213 1-37-67
戸籍統一文字番号 2 060610
住基ネット統一文字 J+5854

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「塔」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1606
新大字典4 講談社 2690
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2005
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 1957

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「塔」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「塔」についての総括
  1. 塔の画数 :12画
  2. 塔の部首 : 土
  3. 塔の読み方:トウ
  4. 塔の意味 :高く聳える層を重ねた建物
以上で「塔」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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