幸とは、しあわせ/さいわい/運が良いなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、干部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 幸 | |
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読み | 音読み | コウ 《外》ギョウ 《外》ジョウ 《外》ニョウ |
訓読み | さいわ(い) しあわ(せ) 《中》さち 《外》みゆき |
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部首 | 干部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 干部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『幸』の字には少なくとも、幸・ 幸・ 幸・ 幸・ 幸・ 幸せ・ 幸・ 幸いの8種の読み方が存在する。
意味
- しあわせ。さいわい。運が良い。類義語:福 倖「幸運・幸甚・幸福・幸便・多幸・薄幸・不幸」
- 可愛がられる。愛される。慈しみ。「幸臣・寵幸(ちょうこう)」
- みゆき。天子や天皇の出行。「行幸・御幸(ごこう)・巡幸・親幸・遷幸・臨幸」
- さち。自然の恵み。山や海で採れた収穫物。「海の幸・山の幸」
熟語
山幸【やまさち】
山でとれる獲物。鳥獣や木の実・山菜など。
「山の幸」とも呼ぶ。
山幸【やまさち】
[日本伝説]うみさちやまちさ(海幸山幸)
。
行幸/御幸【みゆき】
天皇・上皇・法皇・女院のおでまし。みゆきどおり(行幸通り)。
天皇には「行幸」を、その他には「御幸」を用いる。
山の幸【やまのさち】
[1]やまさち(山幸)
。
山幸彦【やまさちひこ】
[日本伝説]うみさちやまちさ(海幸山幸)
。
文字コード
「幸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5E78 |
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JISX0213 | 1-25-12 |
戸籍統一文字番号 2 | 103830 |
住基ネット統一文字 | J+5E78 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2480 |
新大字典4 | 講談社 | 4304 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3088 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 9176 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3011 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「幸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「幸」についての総括
- 幸の画数 :8画
- 幸の部首 : 干
- 幸の読み方:ニョウ・ジョウ・コウ・ギョウ・みゆき・しあわせ・さち・さいわい
- 幸の意味 :しあわせ/さいわい/運が良い
以上で「幸」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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