「慈」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いつくしむ/労わる/恵む/愛をもって接するなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「慈」
字体
読み 音読み
訓読み 《高》いつく(しむ)
部首 心部
画数 総画数 13画
部首内画数 心部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

慈_書き方
慈の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、慈しむいつくしむの2種の読み方が存在する。

意味

  1. いつくしむ。わる。む。をもってする。「慈愛・慈育・慈雨・慈恵・慈顔・慈善・慈悲・慈父・慈母・仁慈・大慈」
  2. のこと。対義語:「家慈」

熟語

四字熟語

「慈」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「慈」が入る四字熟語
旱天慈雨かんてんじう 慈烏反哺じうはんぽ 慈母敗子じぼはいし
大慈大悲だいじだいひ

慈氏【じし】

[仏]弥勒菩薩の別称。
みろくぼさつ(弥勒菩薩)

久慈【くじ】

[Romaji]Kuji

[地]くじがわ(久慈川)
くじし(久慈市)
くじぐん(久慈郡)
くじちょう(久慈町)

慈尊【じそん】

[仏]弥勒菩薩の別称。
みろくぼさつ(弥勒菩薩)

久慈市【くじし】

[Romaji]KujiShi

岩手県北東部の市。
茨城県には久慈郡(クジグン)がある。

慈恩寺【じおんじ】

[中国語]Ci’enSi

[歴]中国、陝西省(ShangxiSheng)(セイセイショウ)の省都西安市(Xi’anShi)(セイアンシ)南郊外にあった寺。
大雁塔のみ現存するが、やや斜傾。
「大慈恩寺」とも呼ぶ。

文字コード

「慈」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「慈」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6148
JISX0213 1-27-92
戸籍統一文字番号 2 123670
住基ネット統一文字 J+6148

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「慈」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2954
新大字典4 講談社 4993
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3641
大漢和辞典6 7 大修館書店 10980’
大漢語林8 大修館書店 3369

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「慈」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「慈」についての総括
  1. 慈の画数 :13画
  2. 慈の部首 : 心
  3. 慈の読み方:ジ・いつくしむ
  4. 慈の意味 :いつくしむ/労わる/恵む/愛をもって接する
以上で「慈」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。