念とは、おもう/思い/思いを込めるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、心部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 念 | |
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読み | 音読み | ネン 《外》デン |
訓読み | 《外》おも(う) | |
部首 | 心部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 心部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『念』の字には少なくとも、念・ 念・ 念うの3種の読み方が存在する。
意味
- おもう。思い。思いを込める。「念願・念力・念慮・怨念(おんねん)・観念・祈念・疑念・懸念(けねん)・思念・雑念・残念・執念(しゅうねん)・情念・信念・専念・断念・放念・無念・理念」
- 忘れない。心に留める。注意する。「念書・記念・失念・正念(しょうねん)・丹念・入念」
- よむ。唱える。「念仏・念誦(ねんじゅ)・十念」
- 二十。廿の代用字。「念日・念五日」
- 念【ねん】
-
- 心に思う。
- [仏]([梵]ksana)せつな(刹那)
熟語
四字熟語
「念」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
一念発起 | 強迫観念 | 審念熟慮 |
念仏三昧 | 無念無想 |
念【ねん】
心に思う。
[仏]([梵]ksana)せつな(刹那)
。
念珠【ねんず】
じゅず(数珠)
。
思念【しねん】
心に思うこと。考え思うこと。
常に心にかけること。
念珠【ねんじゅ】
じゅず(数珠)
。
念念【ねんねん】
[梵]ksana
[仏]せつな(刹那)。
文字コード
「念」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5FF5 |
---|---|
JISX0213 | 1-39-16 |
戸籍統一文字番号 2 | 117470 |
住基ネット統一文字 | J+5FF5 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2773 |
新大字典4 | 講談社 | 4767 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3439 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 10390 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3304 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「念」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「念」についての総括
- 念の画数 :8画
- 念の部首 : 心
- 念の読み方:ネン・デン・おもう
- 念の意味 :おもう/思い/思いを込める
以上で「念」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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