併とは、あわせる/二つ以上のものを合わせる/一緒にするなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、人部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
| 字体 | 併 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | ヘイ | 
| 訓読み | あわ(せる) 《外》しか(し) 《外》なら(ぶ)  | 
|
| 部首 | 人部 | |
| 画数 | 総画数 | 8画 | 
| 部首内画数 | 人部6画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準2級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N1 | |
目次
書き方・読み方
書き方

読み方
『併』の字には少なくとも、併・ 併ぶ・ 併し・ 併せるの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「併」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
| 清濁併呑 | 
併称/並称【へいしょう】
二つのものを併(アワ)せて一つの名称で呼ぶこと。また、その名前。
二つまたはそれ以上には「総称」を用いる。
併合罪【へいごうざい】
[法]同一人が犯した数個の犯罪で、まだ裁判がまだ確定していない罪。
ただし、確定裁判を経(ヘ)て禁錮以上の刑に処する罪があれば、その罪とその確定裁判以前に犯した罪。
刑法によって科刑をする場合の基準が定められている。
日韓併合【にっかんへいごう】
[英語]theKorea-Japanannexationagreement
[歴]1910年(明治43年)8月22日条約調印、8.29公布、韓国を朝鮮と改め朝鮮総督府を設置。第3代韓国統監寺内正毅(マサタケ)が初代朝鮮総督に就任。「韓国併合」とも呼ぶ。
韓国併合【かんこくへいごう】
[歴]にっかんへいごう(日韓併合)
。
合併集合【がっぺいしゅうごう】
[英語]union/join
[数]わしゅうごう(和集合)。
文字コード
「併」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+4F75 | 
|---|---|
| JISX0213 | 1-42-27 | 
| 戸籍統一文字番号 2 | 006740 | 
| 住基ネット統一文字 | J+4F75 | 
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 | 
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 258 | 
| 新大字典4 | 講談社 | 437 | 
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 347 | 
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 561 | 
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 335 | 
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「併」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「併」についての総括
- 併の画数 :8画
 - 併の部首 : 人
 - 併の読み方:ヘイ・ならぶ・しかし・あわせる
 - 併の意味 :あわせる/二つ以上のものを合わせる/一緒にする
 
以上で「併」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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