撰とは、そなえる/えらぶ/より分けるなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、手部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 撰 | |
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読み | 音読み | セン サン ザン ゼン |
訓読み | えら(ぶ) | |
部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 15画 |
部首内画数 | 手部12画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『撰』の字には少なくとも、撰・ 撰・ 撰・ 撰・ 撰ぶの5種の読み方が存在する。
意味
そなえる/えらぶ/より分ける
熟語
杜撰【ずさん】
不確かで、誤りが多いこと。
。
勅撰【ちょくせん】
天皇の命令(勅命)を受けて書物を作ること。また、その書物や撰集。
天皇が自ら詩文を作ること。
自撰/自選【じせん】
自分の作品の中から自分で選び集めること。
自撰詩集
。
撰り銭/撰銭【えりぜに】
[歴]雑多な貨幣の中から悪銭を嫌って良銭を選びとること。びたせん(鐚銭)、みんせん(明銭)。
撰銭令
。
新撰組/新選組【しんせんぐみ】
[歴]江戸幕末、京都守護職のもとで京都の治安に当たった浪士の警備隊。1862年(文久2年)幕府は清川八郎の建議を入れ、京都警護のため武芸に堪能な浪士を集めて浪士組を組織。翌1864(文久4.1.)上洛し間もなく隊長格の清川は尊皇攘夷を主張して一部を除いた隊士を率い東下し暗殺される。
文字コード
「撰」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+64B0 |
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JISX0213 | 1-32-81 |
戸籍統一文字番号 2 | 143070 |
住基ネット統一文字 | J+B228 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3552 |
新大字典4 | 講談社 | 5905 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4292 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 12753 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4187 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「撰」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「撰」についての総括
- 撰の画数 :15画
- 撰の部首 : 手
- 撰の読み方:ゼン・セン・ザン・サン・えらぶ
- 撰の意味 :そなえる/えらぶ/より分ける
以上で「撰」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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