「傳」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「伝」については「伝(漢字)」をご覧ください。

異体字「傅」については「傅(漢字)」をご覧ください。

とは、つたえる/つたわるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、人部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「傳」
字体
読み 音読み デン
テン
訓読み つた()
つた(える)
つた(わる)
《外》つて
部首 人部
画数 総画数 13画
部首内画数 人部11画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級漢検準1級
異体字「伝」
字体
画数 6画
Unicode U+4F1D
JISX0213 1-37-33
異体字「傅」
字体
画数 12画
Unicode U+5085
JISX0213 1-48-92

書き方・読み方

書き方

傳_書き方
傳の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、デンテンつて傳わるつたわる傳えるつたえる傳うつたうの6種の読み方が存在する。

意味

  1. つたえる。つたわる。「傳言(でんごん)・傳授・傳書・傳染・傳送・傳達・傳播(でんぱ)・傳票・傳聞・傳来・傳令・口傳(くでん)・別傳」
  2. める。らしめる。「傳道・喧傳(けんでん)・宣傳」
  3. ぐ。技能などをかる。「傳習・傳統・遺傳・直傳(じきでん)・相傳・奥傳・家傳・秘傳」
  4. いつたえ。 語りがれる神話や昔話。「傳説・俗傳」
  5. 一代記。の一生の物語。「傳記・外傳・自傳・小傳・本傳・略傳・列傳」
  6. 宿場。馬継ぎ。「傳舎・駅傳」

熟語

伝令/傳令【でんれい】

[軍]別の隊に命令を伝えること。また、その兵隊。

水滸伝/水滸傳【すいこでん】

[中国語]Shuihuzhuan

[文]中国元末清初の白話(ハクワ)(口語)小説。
著者は施耐庵(ShiNai’an)(シ・タイアン)または羅貫中(LioGuanzhong)(ラ・カンチュウ)といわれ明確ではない。
北宋末に宋江(SongJiang)(ソウ・コウ)を首領とする108人の豪傑が、山東省梁山(Liangshan)(リョウザン)のふもと鉅野沢(Juyeze)(キョヤタク)にある伝説上のトリデ梁山泊(Liangshanpo)(リョウザンパク)を拠点に天下を横行・活躍する武勇物語。

白蛇伝/白蛇傳【はくじゃでん】

[中国語]Baishezhuan

[中国民話]中国南東部、浙江省(ZhejiangSheng)(セッコウショウ)杭州(Hangzhou)(コウシュウ)西方の西湖(XiHu)(セイコ)にある雷峰塔(Leifengta)に由来する民間説話。
湖畔で許仙(XuXian)(キョ・セン)が白素貞(BaiSuzhen)(ハク・ソテイ)(白蛇の化身)と出会い、夫婦となる話。
戯曲や小説の素材となっている。

伝通院/傳通院【でんづういん】

[人]徳川家康の生母「於大(オダイ)の方」の法名。『人名辞典』でんづういん(伝通院)。
東京都文京区小石川にある浄土宗の無量山宗慶寺の通称。

文字コード

「傳」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「傳」の文字コード一覧
Unicode 1 U+50B3
JISX0213 1-49-03
戸籍統一文字番号 2 011940
住基ネット統一文字 J+50B3

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「傳」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 428
新大字典4 講談社 712
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 249
大漢和辞典6 7 大修館書店 1019
大漢語林8 大修館書店 221

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「傳」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「傳」についての総括
  1. 傳の画数 :13画
  2. 傳の部首 : 人
  3. 傳の読み方:デン・テン・つて・つたわる・つたえる・つたう
  4. 傳の意味 :つたえる/つたわる
以上で「傳」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。