筒とは、つつ／細長くて中が空なもの／丸くて長い、中空な形などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、竹部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
| 字体 | 筒 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | トウ 《外》ズ |
| 訓読み | つつ | |
| 部首 | 竹部 | |
| 画数 | 総画数 | 12画 |
| 部首内画数 | 竹部6画 | |
| 国語施策 | 常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検準2級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N2 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『筒』の字には少なくとも、筒・ 筒・ 筒の3種の読み方が存在する。
意味
熟語
手筒／手銃【てづつ】
[英語]handgun
[古]片手に持って撃(ウ)つ鉄砲。拳銃・短銃・ピストル。主に大将クラスが使用した。
筒賀村【つつがそん】
[Romaji]TsutsugaSon
[古]広島県北西部、山県郡(ヤマガタグン)にあった村。2004年(平成16年)10月1日加計町(カケチョウ)・筒賀村・戸河内町(トゴウチチョウ)の２町１村が合併して安芸太田町(アキオオタチョウ)を発足。。
胴乱／筒卵【どうらん】
腰に下げる革製の袋。
薬・印・煙草(タバコ)・銭などの小物を入れるもの。
革のほか、織物・羅紗製などもある。
擲弾筒【てきだんとう】
[英語]grenadedischarger
[軍]歩兵用火器の一つ。簡単な構造をもった小型の携帯用迫撃砲で、手榴弾(シュリュウダン)などを発射する。最大射程距離は650メートルくらい。
胴丸／筒丸【どうまる】
[フランス語]cuirass(キュイラス)、[英語]cuirass
鎧(ヨロイ)の一種。桶側のように胴をぐるりと円く囲み、右脇で重ね合わせるもの。
右脇の脇楯(ワイダテ)・正面の弦走(ツルバシリ)・背面の逆板(サカイタ)などのない簡略されたもので、平安時代から歩卒(歩兵)が使用した。
文字コード
「筒」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+7B52 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-37-91 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 290830 |
| 住基ネット統一文字 | J+7B52 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 7026 |
| 新大字典4 | 講談社 | 11651 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8508 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 26004 |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 8252 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「筒」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「筒」についての総括
- 筒の画数 ：12画
- 筒の部首 ： 竹
- 筒の読み方：トウ・ズ・つつ
- 筒の意味 ：つつ／細長くて中が空なもの／丸くて長い、中空な形
以上で「筒」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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