凡とは、すべて/おしなべて/全て/皆などの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、几部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 凡 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ボン 《高》ハン |
訓読み | 《外》およ(そ) 《外》すべ(て) 《外》なみ |
|
部首 | 几部 | |
画数 | 総画数 | 3画 |
部首内画数 | 几部1画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『凡』の字には少なくとも、凡・ 凡・ 凡・ 凡て・ 凡その5種の読み方が存在する。
意味
- すべて。おしなべて。全て。皆。「凡例(はんれい)・凡百(ぼんぴゃく)」
- 普通の。並み。一般的。優れない。類義語:常「凡器・凡下(ぼんげ)・凡骨・凡才・凡失・凡人・凡俗・凡夫(ぼんぷ)・凡庸・凡流・非凡・平凡」
- およそ。あらまし。だいたい。ほぼ。類義語:約。「凡そ」
- 凡【ぼん】
-
- [仏]⇔しょう(聖)
熟語
四字熟語
「凡」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
脱俗超凡 |
凡【ぼん】
[仏]⇔しょう(聖)
。
凡例【はんれい】
本の始めにその本の編集方針・読み方・使い方などをかかげたもの。
辞書の凡例
。
六凡【ろくぼん】
[仏]ろくどう(六道)
。
凡ミス【ぼんみす】
自然に行ったミス。無理のない間違い。けあれすみす(ケアレスミス)。
六凡四聖【ろくぼんししょう】
[仏]じっかい(十界)
。
文字コード
「凡」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+51E1 |
---|---|
JISX0213 | 1-43-62 |
戸籍統一文字番号 2 | 020600 |
住基ネット統一文字 | J+51E1 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 637 |
新大字典4 | 講談社 | 1080 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 803 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 1739 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 792 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「凡」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「凡」についての総括
- 凡の画数 :3画
- 凡の部首 : 几
- 凡の読み方:ボン・ハン・なみ・すべて・およそ
- 凡の意味 :すべて/おしなべて/全て/皆
以上で「凡」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。