「賊」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

賊とは、そこなう／傷つける／害するなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、貝部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『賊』の字には少なくとも、賊ゾク・ 賊ソク・ 賊わるもの・ 賊なうそこなうの4種の読み方が存在する。

意味

1. そこなう。傷つける。害する。「賊害・賊心」
2. 盗む。悪さをする。盗人。悪者。「海賊・奸賊(かんぞく)・姦賊(かんぞく)・義賊・空賊・山賊・盗賊」
3. ぞく。君主や国と敵対する者。反逆者。「賊軍・賊臣・逆賊・国賊・反賊・叛賊・乱賊」

熟語

四字熟語

「賊」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

烏賊【うぞく】

[中国語]wuzei

海賊【かいぞく】

[英語](単数形)pirate(パイレート)／(複数形)pirates(パイレーツ)

参照かいぞくき(海賊旗)、ばかにーあ(バカニーア)
海賊船は「コルセア([英語]corsair)」。
海賊行為は「パイラシー(piracy)」。
山賊は「バンディット(bandit)」。

殺賊【せつぞく】

[仏]声聞の四果の一つ。阿羅漢(アラカン)とも訳す。しょうもんのしか(声聞の四果)。

イカ／烏賊【いか】

[英語]squid／cuttlefish

木賊板【とくさいた】

[建]社寺などの屋根や庇(ヒサシ)を葺(フ)くのに用いる薄板。
柿板(コケライタ)より厚く、栩板(トチイタ)より薄いもので、厚さ約５ミリメートル。とくさぶき(木賊葺き)、こけらいた(こけら板、柿板)、とちいた(栩板)。

文字コード

「賊」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「賊」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。