異体字「迹」については「迹(漢字)」をご覧ください。
跡とは、あしあと/歩いて残る足あとなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、足部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 跡 | |
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読み | 音読み | セキ 《外》シャク |
訓読み | あと | |
部首 | 足部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 足部6画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
字体 | 迹 |
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画数 | 10画 |
Unicode | U+8FF9 |
JISX0213 | 1-77-81 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『跡』の字には少なくとも、跡・ 跡・ 跡の3種の読み方が存在する。
意味
- あしあと。歩いて残る足あと。「航跡・失跡・人跡・踪跡(そうせき)・足跡・鳥跡・追跡・垂跡(すいじゃく)」
- あとかた。物事が行われたあと形。類義語:蹟「遺跡・史跡」「遺跡・軌跡・旧跡・行跡・形跡・古跡・痕跡(こんせき)・事跡・手跡・書跡・証跡・犯跡・筆跡・墨跡・名跡(みょうせき)・門跡(もんぜき)」
熟語
四字熟語
「跡」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
人跡未踏 | 名所旧跡 |
門跡【もんぜき】
皇族や貴族などが出家して住持している寺。また、その寺格。
宮門跡、摂家門跡、准門跡
899(昌泰2)宇多天皇(ウダ・テンノウ)が出家して仁和寺(ニンナジ)に入ったの始まる。
後火/跡火【あとび】
葬式の時、出棺(シュッカン)の後に門口(カドグチ)で焚(タ)く火。
「門火(カドビ)」、「送り火」、「鬼火(オニビ)」とも呼ぶ。
婚礼の時、嫁行列を送り出した後に実家の門口で焚く火。
権蹟/権跡【ごんせき】
三蹟(サンセキ)の一人、権大納言藤原行成(ユキナリ)の筆跡。せそんじりゅう(世尊寺流)、さんせき(三蹟)参照『人名辞典』ふじわらのゆきなり(藤原行成)。
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払田柵跡【ほったのさくあと】
[歴]秋田県大仙市(ダイセンシ)払田にある、平安時代初期の城柵跡。国指定史跡。
9~10世紀後半、中央政権の出先機関として設置した役所で、遺跡のほかに木簡・墨書土器・漆紙文書(ウルシガミモンジョ)など数多く出土しているが、六国史(リッコクシ)などの史料に記述がなく不明な点も多い。
美濃山廃寺跡【みのやまはいじあと】
[歴]京都府八幡市南部の美濃山丘陵にある、飛鳥時代後期~平安時代前期(7~9世紀代)の古代仏教寺院跡。
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文字コード
「跡」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8DE1 |
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JISX0213 | 1-32-55 |
戸籍統一文字番号 2 | 424720 |
住基ネット統一文字 | J+8DE1 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9802 |
新大字典4 | 講談社 | 16555 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12419 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 37493 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11175 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「跡」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 跡の画数 :13画
- 跡の部首 : 足
- 跡の読み方:セキ・シャク・あと
- 跡の意味 :あしあと/歩いて残る足あと
ウサタロー