飢とは、うえる/うえ/食物が尽きて苦しむ/腹が減ってひもじいなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、食部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 飢 | |
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読み | 音読み | キ |
訓読み | う(える) | |
部首 | 食部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 食部2画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『飢』の字には少なくとも、飢・ 飢えるの2種の読み方が存在する。
意味
熟語
三大飢饉【さんだいききん】
[歴]江戸時代に起きた享保(キョウホウ)・天明(テンメイ)・天保(テンポウ)の飢饉。
。
天保の飢饉【てんぽうのききん】
[歴]江戸時代後期に起った全国的な大飢饉。
1833~1836(天保4~天保7)連続して大凶作となり、凶作は1839(天保10)まで続き、特に東北地方では多数の農民が餓死した。
米価が騰貴(トウキ)する一方、農村ははなはだしく荒廃した。
天明の飢饉【てんめいのききん】
[歴]1782年(天明2年)から1787(天明7)にかけて起きた大飢饉。1783年(天明3年)には浅間山が大噴火し、その影響で起きた奥羽・関東の冷害は特に深刻で、多数の餓死者を出した。
このため米価は高騰し、各地で百姓一揆(ヒャクショウイッキ)や商家を襲う打ちこわしが続出した。
文字コード
「飢」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+98E2 |
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JISX0213 | 1-21-18 |
戸籍統一文字番号 2 | 498250 |
住基ネット統一文字 | J+98E2 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 11348 |
新大字典4 | 講談社 | 19182 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 14258 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 44023’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 12930 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「飢」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「飢」についての総括
- 飢の画数 :10画
- 飢の部首 : 食
- 飢の読み方:キ・うえる
- 飢の意味 :うえる/うえ/食物が尽きて苦しむ/腹が減ってひもじい
以上で「飢」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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